経営 X 人事
内定者フォローで学生を囲い込め!
【第3回】 2014年9月18日
著者・コラム紹介 バックナンバー
間杉俊彦 [ダイヤモンド社 人材開発編集部副部長]

「内定が出ても就活を続けていた」
そんな学生たちを入社させた内定者フォローの秘密

シンプルなやり方で
コミュニケーションが図れる

 5人は、実際に人事担当者とやりとりをした手紙を見せてくれました。

 それぞれが書いた文章の下にコメント欄があり、そこにびっしりとコメントが書かれていました。

 ざっと読んでみると、ヤマダくんが言うように、その文面はすべて違う内容でした。

 つまり、それぞれが書いた文章の内容に応じて、その回答になるようなコメントが書かれているのです。

 8人の内定者に、それぞれ違う内容の文章を、おそらくは考え抜いて書くという作業は、相当のエネルギーが必要でしょう。それを担当者は、半年にわたって毎月書いて送ったのです。

 これはわずか1社の事例に過ぎないかもしれませんが、内定者フォローの最良のエッセンスが内包されている事例のように感じます。

 つまり、

・人事担当者が会社の先輩としてコミュニケーションを図っている
・コメントを通して熱意を感じさせている
・その熱意が社風を象徴するものと理解されている
・こういう社員がいる会社で働きたい、と思わせることに成功している

 内定者フォローとは、ややこしくて面倒なことをしなければならないもの、ともし考えているなら、それは違います。ごくシンプルなやり方でコミュニケーションが図れるのです。

 もちろん、毎月8人の内定者に異なる文章を書くのは、簡単ではないでしょうし、面倒ではあるかもしれません。

 でも、その効果は絶大です。

 内定者が、内定者フォローによってその会社で働く意思を固めることがある。

 A社の事例が、そのことを教えてくれています。

◆ダイヤモンド社からのお知らせ◆

ダイヤモンド社人材開発事業室が開発した「内定者フォロー」の決定版!
『フレッシャーズ・コース2015』(紙版&Web版も登場!)
1.内定期間をきっちりフォロー(全7巻で構成)
2
内定者の不安や疑問を解消する記事内容
3
雑誌感覚で楽しく読める(著名人のインタビューも)
4
双方向コミュニケーションが可能(コミュニケーションペーパー)

詳しくはこちらから↓

フレッシャーズ・コース2015
http://jinzai.diamond.ne.jp/other.command?url=tools/index.html

WEBフレッシャーズ・コース
http://jinzai.diamond.ne.jp/other.command?url=tools/em.html

経営 X 人事 特集TOPに戻る

 

間杉俊彦 [ダイヤモンド社 人材開発編集部副部長]

1961年、東京都生まれ。1986年 、早稲田大学第一文学部文芸専修卒業、ダイヤモンド社入社。週刊ダイヤモンド編集部に配属され、以後、記者として流通、家電、化学・医薬品、運輸サービスなどの各業界を担当。2000年 週刊ダイヤモンド副編集長。2006年 人材開発編集部副部長。著書に『だから若手が辞めていく』(ダイヤモンド社刊)

 


内定者フォローで学生を囲い込め!

景気の好転、企業収益の回復基調にあって、企業の採用意欲が復活している。新卒採用は、学生側からすると「就職難」から一転、「売り手市場」化した観もある。それだけに、大企業の秋採用開始を控えた今、内定者の囲い込みは、人事部門、採用担当にとっては例年にも増して重要な課題だろう。本連載では、内定者フォローの意義と、その手法について、解説する。

「内定者フォローで学生を囲い込め!」

⇒バックナンバー一覧