シンプルなやり方で
コミュニケーションが図れる

 5人は、実際に人事担当者とやりとりをした手紙を見せてくれました。

 それぞれが書いた文章の下にコメント欄があり、そこにびっしりとコメントが書かれていました。

 ざっと読んでみると、ヤマダくんが言うように、その文面はすべて違う内容でした。

 つまり、それぞれが書いた文章の内容に応じて、その回答になるようなコメントが書かれているのです。

 8人の内定者に、それぞれ違う内容の文章を、おそらくは考え抜いて書くという作業は、相当のエネルギーが必要でしょう。それを担当者は、半年にわたって毎月書いて送ったのです。

 これはわずか1社の事例に過ぎないかもしれませんが、内定者フォローの最良のエッセンスが内包されている事例のように感じます。

 つまり、

・人事担当者が会社の先輩としてコミュニケーションを図っている
・コメントを通して熱意を感じさせている
・その熱意が社風を象徴するものと理解されている
・こういう社員がいる会社で働きたい、と思わせることに成功している

 内定者フォローとは、ややこしくて面倒なことをしなければならないもの、ともし考えているなら、それは違います。ごくシンプルなやり方でコミュニケーションが図れるのです。

 もちろん、毎月8人の内定者に異なる文章を書くのは、簡単ではないでしょうし、面倒ではあるかもしれません。

 でも、その効果は絶大です。

 内定者が、内定者フォローによってその会社で働く意思を固めることがある。

 A社の事例が、そのことを教えてくれています。

◆ダイヤモンド社からのお知らせ◆

「内定が出ても就活を続けていた」 <br />そんな学生たちを入社させた内定者フォローの秘密

ダイヤモンド社人材開発事業室が開発した「内定者フォロー」の決定版!
『フレッシャーズ・コース2015』(紙版&Web版も登場!)
1.内定期間をきっちりフォロー(全7巻で構成)
2
内定者の不安や疑問を解消する記事内容
3
雑誌感覚で楽しく読める(著名人のインタビューも)
4
双方向コミュニケーションが可能(コミュニケーションペーパー)

詳しくはこちらから↓

フレッシャーズ・コース2015
http://jinzai.diamond.ne.jp/other.command?url=tools/index.html

WEBフレッシャーズ・コース
http://jinzai.diamond.ne.jp/other.command?url=tools/em.html