Q.政府が成長戦略として女性の活用策を掲げています。主婦の職業あっせんを促すウェブサイトなどはありますが、まだまだ小さいです。堀江さんは女性活用ビジネスに商機があるとお考えでしょうか。またどのような規制が弊害になっていると思いますか。

 マインド、価値観、それに教育も問題だ

A.女性の社会進出を妨げているのは規制ではないでしょう。一番大きいのは人々のマインドです。男女共に、女性が社会で活躍することに違和感を覚えている人が多いと思います。

 特に子育てをしている女性の支援策は非常に限られているでしょう。子連れ出勤をしたりすると叩かれたりするなど、保育園の不足がそれに拍車をかけます。 

 また伝統的にあるベビーシッターを雇うことに対する否定的な価値観も問題でしょう。そういう文化が根付いてこないとベビーシッターの供給もままならない状態が続くと思います。

 教育の問題も大きいでしょう。伝統的な価値観に従うことが真面目とされ、女性の場合は特に真面目に振る舞う人は多く、子育てなどを一人で抱え込んでしまい精神的に辛くなるケースも多いようです。

 最近ではスマートフォンによりインターネットが普及・促進され、在宅で出来る仕事も増えてきています。そういった子育てと連動できるような仕事を積極的に女性自身がやっていくことも重要なのではないでしょうか。