アドラー心理学の入門書として55万部のベストセラーとなった『嫌われる勇気』と、キャラクターコンテンツ『BAR 嫌われ野菜』の衝撃のコラボレーション。なんと『嫌われる勇気』の著者・岸見一郎氏と「嫌われ野菜」の面々による対談が実現しました。さまざまな悩みを抱える野菜たちが、岸見氏との対話でこれまでの生き方を見つめ直していく様は、自分の価値を見出せず後ろ向きに暮らしている人たちに希望を与えることでしょう。後編は、ゴーヤ、ナス、トマトそれぞれの深い悩みに岸見氏が答えます。(構成:成田耕祐)

ゴーヤのブツブツなど誰も気にしていない
【岸見一郎×ゴーヤ】

[3人目の嫌われ野菜]
ゴーヤ
21歳男性。沖縄出身で、都内の大学に通う学生。演劇部に所属。夢は一流の役者になってモテモテになること。最近演じた役柄は『美女と野菜獣』の野菜獣。頭部のブツブツを気にしており、スキンケアに時間とお金を掛けている。セロリをアニキと慕っている。
Twitterアカウント=@Goya_BKY

ゴーヤ 先生、ヨロシクっす! オレは今大学で演劇を学んでいます。人よりも顔もキャラも濃いですし、役者としてイケると正直思ってたんすよ。なのに全然ダメで……。オレはゴーヤなんで、顔の周りにすごいイボイボがあるんすよ。毎日洗顔とかスキンケアは頑張ってるんすけど、一向にツルツルにならなくて。そのせいでキモいとかよく言われるし、良い役も全然もらえませんし。演劇以外でも彼女はおろか、合コンとか行くと出会って3秒で笑われるんすよ。この見た目のせいで上手くいかないことが多くて……。

岸見一郎(以下、岸見) そんなに見た目のことを人は気にするものなんですかね?

ゴーヤ そりゃそうっすよ。可愛い女の子はやっぱりイケメンが好きなんすよ、結局!

岸見 じゃあ、そのイボイボがある日突然なくなってもいいの?

ゴーヤ もちろん! ツルツルになれば、きっと演劇部でも主役に抜擢される気がするっす!

岸見 それでも主役をもらえなかったらどうですか?

ゴーヤ その場合はブツブツのせいじゃなかったってことっすよね。

編集者 それは単純に演技力のせいなのでは?

ゴーヤ うっ……心にグサリときたっすよ。いつも怪獣とか野草とか、そういう役はもらえるんすけどね。

編集者 すごいマニアック(笑)。