最新機器好きの男性が危ない!
それは親孝行ではありません

 次に買ってはいけないもの、それは「最新機器」です。特にこれは男性に多く見られる傾向にあります。
 普段なかなか親孝行できていないという後ろめたい気持ちからか、最新機器を「買い与える」ことで、自分はちゃんと親のことを考えているんだという言い訳を自分にしているパターンです。

 親自身も新しいものに目がなく、家電をきちんと使いこなせているのならまだしも、DVDの録画も携帯電話も使いこなせない親に、いまさら最新機器を押しつけるのは子どもの自己満足です。

 また、片づけの現場でよく遭遇するのが、部屋の片隅で、それも新聞や雑誌の下で冬眠状態になっているロボット型の掃除機。床に置かれた障害物にぶつかり、動けず、そのまま放置されているパターンです。悲しいかな箱から出してもらえてもいないものまで見かけます。聞けば、うれしそうに「息子(娘)が送ってくれた」「母の日にもらった」と答えてくれるのですが……。

 どれもこれも安いものではありません。せっかく高いお金を出して買っても、使われなければないものと同じどころか、つまずいて転び、ケガの原因にもなりかねないのですから。