人に頼んでほめてもらうテクニックの応用編として、私は「伝聞型でほめる」というのも多用しています。

 「A部長が、君のことを絶賛していたよ」
 「B社に行ったら、担当者さんがあなたに感心していました」

自分でほめるのが下手なので、人の名前を借りているというわけです。社外の人に言われたら、必ず大げさにして本人に伝えるようにしています。

 伝聞型をさらに応用したほめ方は、「評判を立てる」というテクニック。

 まず、「あの人はすごく優秀だ」と、社内外でできる限り言いふらします。それからある程度の時間をかけてよい評判を立て、本人に伝わるようにするのです。人は「期待されている」と思えばがんばります。チームリーダーが期待しているだけではなく、会社が自分に期待しているとなれば、メンバーの大きな飛躍も見込めるのではないでしょうか。

{ほめベタのリーダー}に効くレシピ2
伝聞型にしてほめる

次回は、「アドバイスしているつもりが、前と言っていることが違うと言われた……」という【リーダーのつまづき】に効くレシピを紹介します!(2/13公開予定)