「全施設を残す」が多数に
さまざまな意見を聞き一歩前進か

アンケートは、事実上の投票となった
Photo by Y.K.

 会の終了後、あらかじめ配布していた三者択一のアンケート用紙を回収。集計した結果、「鎮魂の森」整備計画案の被災校舎の取り扱いについて「解体後、跡地に平面図を復元」37人、「一部を残す」3人、「全施設を残す」57人、「その他」15人、白紙8人で、「全施設を残す」が多数を占めた。

 また、大川小学校移転新築計画についてもアンケートを実施したところ、「小学校を再建する」が66人。「小学校を再建しない(二俣小学校と統合する)が40人、「その他」が5人、白紙が9人だった。

 同協議会では、こうしたアンケートの結果を踏まえ、20日に協議会を開き地元の総意として取りまとめ、市に要望する方針だ。

参加者の6割近くが「保存」「一部保存」の意向を回答
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 学校の問題にとどまらず、地域の大半が被災した課題山積の大川地区の中で、子どもたちはもちろん、様々な状況や立場に置かれた人たちが、自分の感情を言葉にして語っていく作業は、並大抵のことではないだろう。

 アンケートの結果に関わらず、震災から4年を迎えたいま、これまで言葉を封じられてきた子どもたちをはじめ、こうしてそれぞれの人たちの違う意見を初めて聞く場を持てたことは、大きな意義があったといえる。

 被災校舎を残して慰霊公園を整備していくという地域の意向に、解体を望む思いにも配慮しながら、市や国がどのように向き合っていくのか、今後の対応に注目したい。

大川小学校関係者や地域の方、一般の皆さまからのお話をお聞きしたいと思っています。情報をお持ちの方は、下記までお寄せください。
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