「介護コミュニティ」「管理職研修」…徹底的な実態調査で生まれた“社員に寄り添う”介護施策とは【アフラック】人財戦略第一部の川中美穂氏(左)と、ダイバーシティ推進部の木名瀬遥子氏。背景にある作品は、アフラックグループ各社の「多様性」をイメージして制作されたもの。

「人財を大切にするコアバリュー」のもと、ダイバーシティ推進に取り組むアフラック生命保険。同社では、人財戦略部が制度面、ダイバーシティ推進部が環境整備面から、多角的に仕事と介護の両立支援を進めている。2017年から社員への知識提供を開始し、2019年には当事者支援のための介護コミュニティも立ち上げた。人財戦略第一部の川中美穂氏と、ダイバーシティ推進部の木名瀬遥子氏に話を聞いた。(取材・文/ライター 柳本 操 撮影/平松唯加子)

2つの部署がタッグを組んで
仕事と介護の両立支援に取り組む

――まず、お二人がどのように仕事と介護の両立支援に関わっているのかを教えてください。

川中 人財戦略第一部で、法改正対応や人事制度の整備を担当しています。仕事と介護の両立支援では、2025年4月の育児・介護休業法の改正対応などを進めました。

木名瀬 ダイバーシティ推進部で仕事と介護の両立を支える環境整備を担当し、両立のサポート施策や理解推進の取り組みを行っています。

――アフラック生命保険の介護支援方針について教えてください。

木名瀬 当社は創業以来「人財を大切にすれば、人財が効果的に業務を成し遂げる」という考え方のもと、人的資本戦略の重要テーマとしてダイバーシティ推進を位置づけ、育児・介護両立支援などを含め、多様な人財が活躍できる環境づくりに注力しています。

 経営サイドのコミットメントが強く、ダイバーシティ推進に関する施策の意思決定機関である委員会の委員長を社長自らが務め、社長直下の組織で議論を進めている点も特徴です。

川中 社員一人一人が仕事の進め方を見直すとともに、「時間」と「場所」にとらわれない働き方を実現できるようにするため、人財戦略部では、「アフラック Work SMART」(後述)を推進しています。その取り組みの一つに、仕事と介護の両立支援も含まれます。ダイバーシティ推進部とは目指すべき方向性、考え方は同じで、常に情報交換や連携を行っています。