神様にゆだねる気持ちが大事
決めてもそのとおりになるってことはないんですから、神様にゆだねるような気持ちでいるのがいちばんいいんですけれども。
「子どもができない」と悩む人もいますけれど、子どもも神様からのお恵みだと思って、自然のままに受けるのがよいのではないでしょうか。
今、わたしのところには若い人から毎日2通ずつぐらいお手紙がくるのですが、「わたしのようになりたい」って書いてあります。
そんなに思ってくれているんだなと、わたしも感謝しているんですけれども、若い人はずいぶん生きる指針を求めているわけですね。
若い人たちは真剣に悩んで、どうにか前を向いて自分の力で変えていこうとしています。
でも、実際は先を急いでしまう。
わからない先を急ぐから、ますますわからなくなってしまいます。
一歩一歩堅実に
そうではなく、堅実に一歩一歩前に進んでいくようになればいい。
わたしたちは二度とないような大震災を体験したわけですから、それを生かしていきたいと思うのです。
震災というのは、わたしが気をつけたから防げたというものではありません。
気持ちではなく現実に与えられたものなので、そのことを受けてどれからどのように状況をいいものにしていくか世代を越えてみんなで話し合いたいですね。
実際に大震災以来、多くの若い人たちが人様のために役に立ちたいと行動に移しています。『森のイスキア』のような活動に興味を持つ人も多くなっていますね。
こういう活動を始めるときも同じ世代の人であれば話も弾むけれど、それで終わってしまいます。
でも、年代が違う人、年配の人も若い人もいれば活動が受け継がれて長く続くんです。