プレゼンや会議、打ち合わせの提案直前は、誰しもが緊張するもの。期待されればされるほど、案件が大きければ大きいほど、その緊張は比例していきます。原因の一つとして、「評価される」「見られる」という受け身の状態を知らず知らずのうちにつくっているからです。そうならないために、本番で成功するための武器を授けましょう。
新刊『本番でアタマが真っ白にならないための人前であがらない37の話し方』著者・佐藤達郎氏による連載第5回。
あがらないで話すには、受け身の状態をいかに脱するか⁉
最後にお伝えする大事なことは、とにかく受け身の状態にならないことです。「提案する」行為を「評価される」「見られる」と自分から下手になって、考えてはいけません。
不安はもう少し頑張ろうのサイン。
緊張はミスしたくないという表れ。
やれることはやってきたのですから、あとは自分を信じてビジネス対話を楽しみましょう。本番で成功するためにやっておきたい12のテクニックは、以下の通りです。
1.相手の情報は、強力な武器になる
2.必要なデータは、数字で把握する
3.準備段階では、考え尽くす
4.「慣れないシチュエーション」に慣れる努力を怠るな
5.宴会ルールで、話してみる
6.立場、立ち位置を、決めておく
7.一方的に見られる関係を逆転させる
8.8割伝わればいい、と開き直る
9.うなずき君を、見つけよう!
10.相手のペースに気を配る
11.思ったことしか話さないことで、突っ込みに強くなる
12.素の自分が、いちばんの鎧
このうち、「必要なデータは、数字で把握する」を紹介します。