新薬を控え混戦模様

 実際、05年の販売開始以来、プロペシアを愛用しているという都内の男性会社員も、今は様子見だ。「半値ぐらいまで安くなれば切り替えるが、それで効果がなければ元のもくあみ。現時点ではプロペシアを続ける」(男性会社員)。

 一方で、ファイザー、MSDが共倒れする危険性もある。

 グラクソ・スミスクライン(GSK)が、前立腺肥大症治療薬「アボルブ」(一般名・デュタステリド)を、AGAの“新薬”として申請中だからだ。プロペシア(フィナステリド)より治療効果が高いと目されており、承認されれば市場を一気に席巻しかねない。

 承認は早くとも来年以降とみられているが、AGAをめぐる製薬会社の戦いは混戦となりそうだ。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 宮原啓彰)