ここ一番では準備とフォローを付け加える

さらに、どうしても結果を出したい重要な相手と会うときは、本番前の準備と本番後のフォローを付け加えます。

コミュニケーションが苦手とか話し下手という人はそもそも、準備を十分していないことが多いものです。
私は重要な相手と会う予定が決まったらすぐ、「目標確認」「情報収集」「質問づくり」を行います。
これによって相手に会った際、特に「問答」が上手にできるかどうかが違ってきます。

フォローというのは、本番の後すぐ、お礼状を出したり、自分に宿題を出したりすることです。
フォローをすぐ行うことによって、名前を覚えてもらったり、再び連絡が取りやすくなったりします。
その結果、本番でかみ合ったコミュニケーションが大きく広がります。

準備 → 本番(「傾聴」と「問答」) → フォロー

この3つのステップをきちんと行うことで、いままでコミュニケーションが苦手とか話し下手と思っていた人ほど、驚くような結果が出てくるはずです。

ぜひ試してみてください。

以上のやり方は、私が10年以上にわたる経済キャスター/ジャーナリスト人生の中で試行錯誤しながらつくりあげた「アクティブ リスニング」というメソッドの一部です。

いまでこそ、話し上手、コミュニケーション上手と思われがちな私ですが、元来、人見知りで引っ込み思案、人付き合いが大の苦手でした。

だからこそ、フリーランスの世界でなんとか生き延びていくために、このやり方を試行錯誤してつくりあげたのです。

「アクティブ リスニング」には、3つのステップに沿って「48のスキル」があります。
次回からその一部をご紹介していきます。

ご興味ある方は是非 ご一読頂けたら嬉しいです。