ある女性が、こんなことを教えてくれた。

「29歳の友人が、年齢当てクイズで男性に『27歳』と言われて落ち込んでいました。『実際より若く見られてるのでいいのでは?』と聞くと、『男性は思ったよりも2~3歳くらい若く答える。それだと29~30歳くらいってことだから』と。えらく裏を読むんだなあと思いました」(30代/女性)

「29歳が実年齢なんだから、年相応でいいのでは?」とも思うが、若さアピール女子にとっては、プライドが許せないのだろう。しかし、ここまで深読みされるとなると、答えるほうも大変だ。

 相手が2~3歳ほど若く言われることを想定済みだとすると、それよりも更に2~3歳ほど若く言わなければ機嫌を損ねてしまうことになる。先ほどの女性だったら、24~25歳と答えるのが正解だったのだろう。いやはや、面倒臭い限りである。

 ここまで、若さアピール女子を批判的な目線で見てきたが、そもそもなぜ彼女たちが生まれてしまうのだろうか。「若さアピールは男性にもいるが、女性のほうが痛々しいように感じる」という意見もある。

日本社会に蔓延する
「女性は若い方が得」という神話

 その理由として、女性の「若さ」に対する価値が、男性の「若さ」に対する価値よりも高いと思われていることが挙げられる。とりわけ日本では、その傾向が強いように思う。

 今回取り上げた若さアピール女子とは逆パターンだが、実年齢が若い女性が「私、まだまだ若いですから!」「遊べるのは、若いうちだけかなって思って!」といった無神経な発言をすることに対して、イライラする年長女性も多いようだ。「若さ」が女性同士の“マウンティング(優劣争い)”に使われているのである。

 また、多くの女性が「男性は若い女性が好き」と信じ込んでおり、実際にその傾向があることも否定はできない。仕事においても、恋愛においても「女性は若い方が得」という神話が若さアピール女子の中に内在化されているのである。