つい先日、ある女性から彼氏に対する愚痴を聞いた。彼女いわく、これまで上に姉がいる“末っ子長男”と何人か付き合って、苦労してきたのだという。ロクなことがなく、面倒くさいことばかりだというのだ。何を隠そう筆者も末っ子長男だが、世の女性からの批判を聞くのは、これが初めてではない。

 気になって調べてみると、Yahoo!知恵袋で同様の悩みを投稿している質問者がいた。質問者は末っ子長男の夫に疑問を感じているようである。

夫には不向き?末っ子長男の特徴とは

 ベストアンサーに選ばれた回答では、末っ子長男は要領がよく世渡りが上手い一方、欲しいものがあると考えなしに買い、マイペースで口は上手いが行動は伴わないとされている。「旦那としては問題ばかり」なんだそうだ。

 同じ末っ子長男として、回答者のコメントには甚だ遺憾であるが、よくよく振り返ってみると筆者にもそういう一面がないとも言えない。ということで今回は、世の“末っ子長男批判”に耳を傾け、末っ子長男の面倒くささについて考えていきたい。

Yahoo!知恵袋に投稿された他の質問で、「もし自分が政治家なら、同性ばかりの施設に12歳になるまで預けるという政策をとる」「そうすれば日本はニートなどが減る」とまでこき下ろされている末っ子長男とは、どんな性格なのだろうか?

「この人の面倒を見てあげなきゃ」と
思わせる末っ子長男

 “末っ子長男批判”によくあるのが、「末っ子長男は甘えん坊」というものである。

 筆者に愚痴をこぼした女性の彼氏は、上に姉が2人いる末っ子長男で、母親は専業主婦だった。末っ子であり、しかも長男だ。さぞや大切に育てられたことだろう。彼女いわく、彼氏は「人から何かやってもらうことが当たり前」だと思っている節があるのだという。

 しかも、たちが悪いのが、女性に囲まれて育ったこともあり、妙に女性の扱いが上手いことだと彼女は話す。

「男兄弟で育った男性と比べて、コミュニケーションがソフトなんです。『人から何かやってもらうことが当たり前』といっても、横暴な感じがしない。根っからの弟気質というか、『この人の面倒を見てあげなきゃ』という気持ちを起こさせるんです」(女性)