“ふとん丸洗い”は
コインランドリーならではの強み

 増加傾向にあるコインランドリーだが、今後の市場についてはどう見ているのだろうか。

「家庭の洗濯機とコインランドリーを使い分ける文化が根づき、どんどん広がっていくでしょう。そのカギを握るのは、最近徐々に増えている“ふとん丸洗い”です。一般家庭にも大型の洗濯乾燥機が普及していますが、どんなに性能がよくてもコインランドリーに設置されている当社の『ふとん洗濯乾燥機』にはかなわないと言われています。というのも、動力がパワーの強いガスだからです。コインランドリーならクリーニング料金の3分の1程度できれいに洗って乾燥できます」

 羽毛布団も丸洗いできるのは、コインランドリーならではの強みといえそうだ。20~40歳の主婦250人を対象にしたアンケート調査によると、「日頃、お使いのふとんを丸洗いしたいと思いますか?」という問いに、9割以上が「したい」と答えている。布団に限らず、カーテンや靴など自宅で洗いにくいものを洗う場所として、より浸透していきそうだ。

 また、「ニューヨークでは、洗濯物を入れた大きなバックを背負って歩く姿をよく見かけます。コインランドリーを使う文化が浸透しているんですね。日本でもこういう姿を当たり前の風景にしていきたいと思います。今は洗濯機を売り切るビジネスモデルですが、将来的にはレベニューシェア、つまりオーナーの良きパートナーになることも考えていきたい」と、久保田本部長。

 これからますます進展する高齢化社会も追い風になりそうだ。コンビニが日本人の生活にすっかりなじんだように、誰もが日常的にコインランドリーを使う日が来るのかもしれない。

(取材・文/河合起季、ダイヤモンド・オンライン IT&ビジネス 指田昌夫)