しかし、Cがすごいのは、まったく悪びれていないということである。「今が楽しければ、それでいい」と明るい声で語るCは、典型的な「刹那主義型」のサークルクラッシャーだ。

 現在は、バイト先の飲み会に飛び入り参加してきた男性と付き合っている。同じバイト先に勤めていない人物だが、もともとバイト先の男性(8人のうちの1人だ)とつながっているため、無関係ではない。しかも、「今は彼氏がいるから他の男性と関係を持っていませんが、不満が溜まったら、また同じことをしないとも言い切れない」と、あっけらかんと語る。

 この居酒屋は時限爆弾を抱えたまま、中国地方のどこかで今日も営業している。爆弾娘が大学を卒業してバイトを辞めるまで……。

サークルと他人の人生を滅茶苦茶にした
バイセクシャルの先輩

 最後に紹介するのが、「情緒不安定型」のサークルクラッシャー。彼女たちは心に深い闇を抱えているタイプであるため、紹介するのが少々憂鬱だ。大学時代にD先輩というサークルクラッシャーと出会ったという30代の男性の悲痛な証言に、耳を傾けてほしい。

「初めて出会った時、D先輩は美人で小柄でとても可愛らしく見えました。おまけに食事までおごってもらい、私はD先輩のことがちょっと好きになりました。しかし、D先輩は徐々にその性的な奔放さと情緒不安定なところを露わにし始めたのです。

 D先輩は当時、部長と付き合っていたのですが、お互い好きだったにもかかわらず、部長がストーカー行為に及んだ(マンションのドアをバンバン叩いたなど)と言い触らし、それが原因で別れることになってしまいました。自分から別れるきっかけを作ったのにもかかわらず、情緒不安定になったD先輩はキャンパス内で酒を飲むようになりました。そして、ベンチで酔っ払っていたところに通りがかったサークルの後輩を捕まえて自宅に連れ込み、付き合うようになります。

 しかし、D先輩の快進撃は止まりません。D先輩はルームメイトの女性(この人も同じサークル所属)の彼氏に体を許して、大騒動となりました。さらに、ほかの男性部員にも手を出しました。この男性部員は女性経験がなかったため、人間不信に陥り、大学を卒業後、ニートになってしまいました。おまけにD先輩はバイセクシュアルだったので、女性部員とも関係を持ちました。

 そのうち、D先輩はキャバクラを経てバニーガールのアルバイトを始めましたが、住む場所も確保できなくなるくらい生活が荒んでいき、サークルの部室で寝起きするようになりました。これには他の部員もたいそう迷惑だったのは言うまでもありません。D先輩の精神状態はどんどん悪くなっていき、ようやく見つけたアパートに引き篭もり、留年することになりました。