トータルリターンで
商品を評価すべき

 年率10%という利回りを目指すのであれば、ガン氏のようなすご腕の投資顧問やファンドマネジャーにお金を託すのが近道と考えるだろう。全くその通りなのだが、日本にいると、それは簡単ではない。

 というのは、日本には運用成績が高いファンドなどを高く評価する風潮があまりなく、いい投資商品が多くはないからだ。

 日本は1996年からの金融自由化により、個人投資家に外貨預金が解放されるなど投資環境は大きく改善した。今や日本に居ながらにして買えない金融商品は少ないように見える。

 ところが、投資信託を販売している現場では、毎月分配型投資信託ばかり売られ、分配金の大きさばかりが宣伝されている。いい商品もあるが、まがい物が多く、見つけにくい。

 当たり前のことだが、投資をする際は、過去の運用成績や投資対象を理解して商品を選ぶべきだ。探せば、いい商品は多くはないが存在する。思い切って海外に出て行き、より多彩な商品を求めてもいいだろう。