初めて自身の動画を見たときは、赤面ものとなるだろう。実際、著者も初めて自分の動画を見たときは顔から火が出る思いだった。しかしこの訓練のお陰で、「緊張すると早口になる」「目がきょろきょろ動く」「体をゆすり過ぎる癖がある」といったことを指摘され、欠点に気づくことができた。

 プレゼンを見る側を不安にさせる要素を取り除くと、あなたのプレゼンの印象はググッと大幅にアップする。ぜひやってみていただきたい。

(3)プレゼン資料は「サザエさん化」せよ!

 すっかり日本の文化となってしまった「パワーポイントを使った凝った図と文字だくさんの「日本式資料」。この日本式資料がときに、1枚1枚のスライドにたくさん情報を盛り込み、図表で変化の状態などを色々と表現しすぎているため、プロジェクターに映し出された資料をポインターで導いたり、上手く口頭で説明していかないと、どこの部分を話しているのかわからず、聞き手を迷子にしてしまう。資料が「良いプレゼン」の足を引っ張ってしまう残念なケースも多い。

残念なプレゼン資料にならないために
「サザエさん」を参考にしよう!

 そこで、下記のようにカスタマイズすることをお勧めしたい。

(1)伝えたいことはスライドごとに簡潔に1~3行で書く(1枚につき1メッセージが理想)

(2)各スライドのメッセージをロジックが通じるように並べる

(3)スライドの図表や説明には、相手が何も知らなくてもわかるように、背景などを簡潔に書く

(4)内容はシンプルにすべきだが「ポンチ絵」は率先して使う。日本式ポンチ絵は外国人にも評判が高い

(5)「オチをつける」(自分の思想に導く)

 イメージは「サザエさん」の10分間のワンエピソードだ。シンプルなテーマに沿って、わかりやすい話が展開され、最後にきれいにオチがつく。方向性がはっきりしており、強くメッセージを推し進める「サザエさん」手法は、「グローバルのプレゼン」にも通用する。