さらに朝は特に症状が酷いようで関節がこわばったり、目が乾いて痛くなるのですが、眩暈が酷く立ち上がることも難しい日もあるそう。そんな朝は広樹さんが掃除や洗濯、そして家事を妻に代わって行い、それから会社へ出勤していたようで、そんな日が数日続くと、さすがにヘトヘトに疲れ果ててしまっても無理はありません。

持病で家事はそこそこ、不倫もした妻を
夫が見限らなかった訳とは?

 ところで夫婦間の夜の営みはどうだったのでしょうか?妻の体調は日々、刻々と変化するので、必ずしも広樹さんの望むタイミングで性欲を発散できていたわけではありませんが、とはいえ完全なセックスレスではなく、夫婦間の性生活は7年間、細々と続いていたようです。このように広樹さんには体力や時間、そして気持ちに全く余裕はなかったので「子どもが欲しい」という前向きな気持ちを持つことはできず、むしろ今現在の暮らしを壊さないよう、ギリギリのところで踏みとどまるのに必死だったのです。

 確かに必要最小限の家事すらままならない「内助の功」では、世間一般的に見れば「良妻」にはほど遠く、しかも子どもを望めないという状況では、広樹さんの目に「隣の芝生が青く」映っても不思議ではなく、途中で妻を見限ってもおかしくはないでしょう。結婚詐欺の件を踏まえればなおさらです。それでも広樹さんが妻との離婚を考えたことは一度もなく、「今後もないだろう」と言い切りました。

「だって病気のことを承知の上で一緒になったのだから。『言い訳をしない』と心に決めているからです」

 このように広樹さんには強い覚悟があり、その覚悟は今回の件ぐらいでは、揺らぐことはなさそうです。