

――アバナードの経営にとっては、クラウド化はどのような効果をもたらしていますか。
ミラー クラウド導入で、まず事業面では売り上げ予測の精度が上がるなどの効果が出ています。たとえば見込み客の情報を過去のデータと照合して、これから成約するための施策を過去の成功例から導き出すことができるようになりました。
また、社員の働き方の改善にも、クラウドは大いに役に立ちます。たとえば残念ながら当社を退職してしまった社員の働き方をたどることで、会社側の従業員へのサポートに問題が無かったのかを分析して、今後の離職率を減らそうという取り組みを始めました。
さらに、社内ソーシャルの「Microsoft Yammer」の書き込みを幹部がチェックすることで、社内の雰囲気もわかるようになりました。単純ですが、こういうことも従業員のやる気を高め、会社全体を前向きに変えていくにはとても重要だと思っています。