15年かけてノウハウを蓄積
巨大ライバルにどう対抗する?

――それほど有望なビジネスならば、ライバルの元売り各社の参入も予想されるのではないですか?

 今のところはありません。というのも、ひとくちに元売りといっても、各社の強みはそれぞれ。コスモ石油は約15年前から、パーツ販売や車検などカーケア市場に取り組んできた実績があり、リテールに強いと自負しています。この15年間の蓄積があればこそカーリースに参入できたわけで、一朝一夕にはできない。参入障壁はそれなりに高いのではないかと見ています。

 ただ、競争環境自体は非常に厳しい。競合他社に目を移せば、出光興産と昭和シェル石油、JXホールディングスと東燃ゼネラル石油がそれぞれ、経営統合することになっています。たとえばJX-東燃連合は、合算すれば全国で約1万4000拠点ものSSを持っています。

 ガソリン販売は主力ビジネスであり、カーリースがこれに取って代わるということは考えていません。しかし、こうした巨大ライバルたちに囲まれて、コスモ石油が埋もれるようではいけない。早くカーリース事業を拡大して、存在感を出していかなければなりません。これまで15年もカーケアを手がけてきたのに、いまだに「SSで車検ができる」ことを知らないお客様は多い。専門拠点の数を早く増やして、カーリース事業をお客様に認知していただけるようにすることが課題です。