プロたちの「思考」へのこだわりや陥りがちなワナとは?

「日本人に思考力がないとは、まったく思いません。しかし、周囲との摩擦を避けることを優先して、意見を言わないし、要求もされない。これに慣れると、だんだん物事を考えなくなっていきます。」
(麻野信弘 ダイソン)

 

「“本当にそうなのか” “どうしてそうなのか”
常に、この二つを問い、突き詰めていく。すると、だいたいの問題について答えは見えてきます。」
(日色 保 ジョンソン・エンド・ジョンソン)

 

「振り返って考えてみると、意思決定で重視した判断基準はシンプルに二つでした。「ポジティブシンキングである」ことと、「強みを活かす」ということ。うまくいったときほど、強くそこにこだわっていた。」
(熊谷昭彦 GEジャパン)

 

「人は誰しも、過去からの延長戦上で考えてしまう習性があります。すると、何らかの前提に縛られ、どうしても守りに入ってしまう。でも、それを取り払わないと、本質は見えてきません。過去の実績や経験、資産……そういうものを、いかに捨てられるかが問われます。どれだけオープンな姿勢で周囲の意見を聞いて、発想できるか。それができなければ、いくらデータをひっくり返してもインサイト(洞察。本質につながる気づき)は得られません。」
(平野拓也 日本マイクロソフト)

 

「次に何が起こるのか、想像したり予測したりしながら行動する力−−−それが、思考力だと思います。中でも特に重要なのが、何のために考えるのか、を意識することではないでしょうか。」
(三村浩一 スリーエム ジャパン)

 

いかがでしたか。参考になるポイントが見つかったでしょうか。
思考力を鍛えたいと思っている方は、ぜひ参考にしていただければと思います。