ディーラー、消費者への
対応もこれから

 該当車種を保有しているユーザーたちへは、どんな対応をするのか?また、全国のディーラーやパートナーである日産自動車など、関係各所にとっても、寝耳に水の大事件。当然、対応にかかる費用だけでも相当なものになるのは避けられないだろう。

中尾副社長 燃費は車種によりますが、5〜10%ほど低くなると見ています。ユーザーさんへの対応については、今まさに燃費の(差の)燃料代といったところまで含めて検討中です。検討の結果が出た後、お客様にはご連絡をします。本当に間違った数字を出してしまった申し訳ありません…。

 今回影響があったのは燃費。燃費が変わることで、エコカー減税については、カテゴリーが変わってくるものも出てくると思います。排ガスについても現在調査中ですが、現時点では四つ星レベルは確保できています。排ガスは、そんなに影響は出てこないと考えていますが、いずれにしても正しい試験結果を国交省様に提出する予定です。

 リコールについては、国交省様が判断することですが、保安基準に適合していれば、リコール対象にはならないのではないかと。しかし、これは国交省様が決めること。われわれが最終試験データを提出した後に、ご判断されると思います。

相川社長 お客様同様に、販売店の皆様にもどう対処すべきか、検討を始めたところでございます。現時点では、具体的な結論は出ていません。非常に急いで解決すべきと認識していますが、まだこの場で言えることがありません。

中尾副社長 日産様からは、今はパートナーシップのあり方についてのコメントは出ていません。今週月曜日に私が行って内容を報告しましたし、今日の内容も報告しています。今後の対応については、われわれから何かを言える立場にはありません。また、現時点で日産様から何か話があったという事実もない。

相川社長 われわれとしては、一刻も早く日産様に対する信頼を回復することに全力を尽くしたいと思っております。

 昨年9月には、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)がディーゼルエンジンの排ガス試験で不正をし、大騒ぎとなった。VWの不正を契機に発見することはできなかったのだろうか?

中尾副社長 VWの不正発覚の際には、意図的なデフィートデバイス(室内試験時のみ浄化装置が作動し、実走行では稼働しないようにするという、悪質なプログラム)が入っていました。そこでわれわれは、こうしたデバイスが付いていないことを、すべて内部で調べて確認しました。でも、今回の走行抵抗のデータ自身に不正があることまでは、確認できていませんでした。