参院選立候補予定の片山氏を直撃
おおさか維新の「正念場」を占う

衆参同日選を見送った安倍総理の真の思惑神戸にて開催された、おおさか維新の会の支部「兵庫維新の会」の決起大会

 4月24日、2つの補選と時を同じくして、神戸にておおさか維新の会の支部である「兵庫維新の会」の決起大会が開催された。併せて橋下徹・元大阪市長の講演会も行われ、1000人以上の人で会場は埋め尽くされた。

 だが、京都3区では維新が大敗。出鼻をくじかれた形になった。筆者は、夏の参院選に兵庫県選挙区から立候補する予定の片山大介氏に、今後の戦略について直接聞く機会を得た。次に紹介するのは、そのやりとりの一部だ。


――決起大会には橋下徹・前大阪市長も駆けつけた。橋下氏は今後も維新に影響力を持つのか。

片山(以下同) 維新は橋下徹氏が大阪で実現してきた改革が原点。当面、橋下徹氏は言論人として世論に直接影響を与えると思う。維新は「身を切る改革」などの改革の実現を迫る政党として、橋下氏の理念を踏襲する。

――今回の京都3区補選では厳しい審判が下された。下馬評では、兵庫県は3人区になったこともあり、維新優勢との見方が強いが、実はさほど楽な選挙ではないのでは。

 そのとおり。兵庫県は、自民、公明、民進、共産、維新が3つの議席を争う激戦区。決して楽な選挙ではない。

――京都補選の敗因の1つに、大阪以外の場所で有権者が「おおさか」を受け入れにくいのでは、という意見もある。京都では17%も得票数を下げたが、兵庫県での有権者の反応は?

 実際に兵庫県を回ると、兵庫では受け入れられていると感じる。兵庫は大阪の職場に通勤されている人が多いからかな、と思う。その一方で、兵庫の北部や播磨地区などは厳しいかもしれない。

――日本は二大政党時代を迎えるか。おおさか維新の会の存在意義は? 有権者に何を訴える?

 自民党一党独裁はよくないが、二大政党時代は遠ざかっていると感じている。野党は常に多様な意見を反映する存在であるべきで、しがらみのない政党として維新は必要。関西に軸足を置くことで、日本を東京一極集中から東京と大阪の二輪で前進させることの重要性を訴えたい。


 京都で敗北を喫した維新にとっては、「兵庫県」が「正念場」なのだ。