融資担当者の考え方を意識した
7つのチェックポイント
融資担当者がチェックするポイントは、およそ次の7項目です。
(1)どんな事業をやろうとしているのか
どんな商品やサービスを誰に提供するのか、明快に記入することが大切です。
(2)この事業に関連する経験はあるか
金融機関には「経験に基づいたビジネスのほうが成功する」という考え方があるので、略歴の欄は経験がわかるように記入します。起業する事業と同じ内容の経験がないとしても、何らかの関連性がわかるように記載することが有効です。
(3)セールスポイントはあるか
「競合先と比べてどんな強みや魅力があるのか」を示す必要があります。
(4)取引先は固めているか
販売先、仕入先、外注先などの取引先を確保しているかどうかが問われます。
(5)ほかの借入はどれくらいあるか
ほかに借入がある場合は、予想収益が返済負担(既存借入+今回申し込みの融資)をまかなえる金額になっている必要があります。
(6)投資計画と資金調達の内訳は妥当か
「過大投資ではないか、資金調達は実現可能か」という観点です。
(7)収支見込みは大丈夫か
「売上や経費の見込みには根拠があるか」「返済できるだけの利益が見込めるか」という疑問に答える必要があります。
これらのチェックポイントを意識すれば、限りあるスペースでも最大限に活用できて、融資担当者を納得させる事業計画書は作成可能なのです。