政策を議論せずに閉会していいのか?

 そうでなければ、今週後半は少なくとも野党の都議会議員から会期延長を求める声が既に上がっていておかしくないタイミングです。でもそうした声が一切聞こえてこないこと自体、やる気のなさを象徴しています。

 そして、それは都議会議員の怠慢を表していることも忘れてはいけません。既に述べたように、都議会議員としては舛添知事の追及も当然重要な仕事ですが、東京の政策課題について真剣に議論をして新たな政策を作り出すことも、二元代表の片方である都議会にとっては、舛添知事の追及と同じくらい重要な仕事だからです。

 もちろん、都議会の様々な委員会で議論は一応行われています。しかし、議会の要は本会議なのですから、そこでの議論が舛添知事の追及だけに終始して都議会の会期が終わってしまう可能性が高いにもかかわらず、会期延長の声が上がってこないというのは、明らかに都議会議員の怠慢です。こうなると、舛添知事だけを非難できません。

 これは全ての地方議会に該当することではありますが、そもそも都議会議員はあまり働いているとは言えません。例えば昨年1年間で都議会が開催された日数は合計で90日だけです。行政側と議論を戦わせる、新しい政策の実現のために条例を提出するなど、都議会議員の仕事の中心は都議会でなくてはおかしいはずです。その都議会が1年に3ヵ月しか開催されないで、東京が直面する全ての政策課題について議論を尽くして、必要な新しい政策を作れるはずがありません。