足りない部分は後づけの教育で訓練可能!

 男性社会かどうかに関係なく、ビジネスにおいては男性的な考え方が有利に働くことが多くあります。結論から話す、目標に向かって一直線に進む、向上心を持つ、など……。

 私自身も分析の結果、実はとても「女性脳」タイプのようです。トップセールスを目指して奔走し、無謀と言われるチャレンジをし、と…話だけを聞いていると「朝倉さんは男勝りだから」なんて言われてしまいますが、本当はとても女性脳思考と感覚が強いんです!

 ただ、話し方や仕事に対する取り組み方というのは、ビジネスの世界で生きていくために必要だったからこそ訓練して身につけました。これから戦う世界はどんなところなのか、どんな方々と関わっていくのかを徹底的に分析し、足りないものは身に付ける努力をしました。そのうちに、「女、朝倉千恵子」ではなく「人間、朝倉千恵子」として対等に接していただけるようになったのです。まさに「ウーマン」ではなく、「ヒューマン」ですね。

 私は「男らしく働け」と女性たちに言うつもりはありませんし、そのような働き方だけでは女性活躍は広がらないでしょう。しかし、仕事において必要だと思うスキルは積極的に身につけるべきです。本能的にはできないことでも、後づけの教育で身につけることは十分できます。

 男性も同じです。女性の効率的な働き方や、柔軟な発想、上下関係に縛られず積極的に発言するといった能力を身に付ければ、仕事でも大いに役立ってくれることでしょう。

 何が足りていないかさえ分かれば、あとは訓練すれば良いのです。

お悩み解決の第一歩は
「相手の取扱事例」を集めることから

「女性部下のことで悩んでいてどうすれば良いか分からない!」というのであれば、素直に質問してみることをオススメします。特に女性は協調、共感を重んじますから、質問されたことには誠心誠意アドバイスを返してくれるでしょう。分からないことはどんどん訊いて、自分の中に事例を蓄積してくのです。

 そうすると別の場面でも「これはあの時のパターンに似ているぞ」と今度は自分で分析ができるようになります。もちろん性別が同じだからと皆が同じ考え方をするわけではありませんが、やはり統計的に見た傾向というものがあります。失敗したときには、またそれも事例として貯めておけば良いのです。

 女性も、男性の取扱事例をどんどん集めてください。

「いや~、酒と女は2ゴウまでだよね」。ずっと昔の話ですが、そんなことを言った社長さんがいました。女性の2ゴウ、つまりは愛人さんのことです。