それまでじゃれ合うくらいに仲が良かった2人ですが、その直後から後輩が自分を避けるようになってしまったとのこと。こうなると、次回からは気軽にランチに誘えなくなる…と嘆いていました。些細なコミュニケーションが取り返しのつかない事態を引き起こしてしまうこともあるのです。ちなみにスタンプを使って返信するのは、

・会話が盛り上がったとき
・顔文字や絵文字だけじゃ伝えられない感情がある時
・笑わせたいとき

 と相手に対して親和性が高いときに使う人が大半でしょう。悪気があって使うわけではありません。先輩社員も仲が良く、友達とのプライベートの会話している気分になってスタンプを使ったのでしょう。ただ、いくら仲が良くても職場での同僚です。親しき間柄でも慎むべき作法があったのです。

 ちなみにLINEの利用者で有料スタンプを購入したことがある人は全体の34.4%。女性より男性の方が若干高いとのこと(ライフメディア調べ)。同調査によると、LINEの男性利用者は20代で77.6%、30代で66.9%と開きがあります。スタンプを日常的に使うコミュニケーションが当たり前と感じるのは20代の方までではないでしょうか。年代によって感覚的に違いがあるのかもしれません。

 知人は40代でLINEを使っていません。なので、スタンプで返信してくることがイコール「失礼」と感じてしまいがちです。スタンプは「失礼」や「誤解」を生みかねないものなのかもしれません。

 もちろんスタンプをメールで使っても「いいんじゃない」と寛容な人もいることでしょう。ただ、自分が失礼と思われて損する行為をあえてする必要はありません。誤解を生むような行為は慎むべきでしょう。もちろん、プライベートで同世代のコミュニケーションなら問題はありません。使い分ける意識を持てばいいのです。

LINEで仕事のコミュニケーション
「抵抗がある」が43.4%という結果に

 さて、世間でプライベートなコミュニケーションするならLINEは当たり前になったと言っていいでしょう。ところが職場でのコミュニケーションではどうかというと、抵抗感を感じる人が少なくありません。

 ウォンテッドリーが発表した『コミュニケーションツール利用に関する意識調査 2015』によると、LINEのようなコミュニケーションアプリで仕事上のコミュニケーションをすることに対して「とても抵抗がある」と「やや抵抗がある」が計43.4%との結果に。その理由を尋ねたところ、「プライベートな利用がメインだから」が61.9%と1位になりました。あくまで仕事用ではないとの認識が高いようです。これは個人だけの認識でなく会社の立場としても同様。機密情報の漏洩の可能性などリスクを懸念して、社内のスマホを使ってのLINE使用に規制をかけている会社もあります。

 一方で複数のメンバーを巻き込んだプロジェクトを成功させる、「価値観や考え方の相互理解」「密な報告・連絡・相談」のためにLINEが有用なツールであるのは間違いありません。ですから、職場内での抵抗感やリスク要因が下がってくれば会社での利用は増えていくのかもしれませんね。