すでにひと財産築いていそうなアノ人たちは、今どんな資産運用をしているのか? 前回に続いて、金融のプロから運用に強そうな芸能人まで、自身の資産ポートフォリオをセキララに公開してもらった!
★インデックスファンドを中心に年率6%の運用をめざす(竹川美奈子さんの巻)
日本株はETFと個別株が中心。それに、中小型の“いい会社”にお金を振り向けたいという思いから『結い2101』(鎌倉投信)を少々。外国株式はインデックスファンドを活用しています。新興国は一部中国株とインド株投信を保有。新興国の比率は徐々に上げているところです。
このポートフォリオでは長期的に6%程度の利回りを目指しています。リバランスは3年に1回くらい。当初よりも比率の下がっている資産の積立額を増やす方法で調整します。あるいは下落局面ではスポット買いを入れて調整することもあります。
今は投信中心ですが、DRIP(配当金を再投資するシステム)やネット証券の特定口座対応が実現したら、海外ETFにシフトしたいです。
<Profile>
竹川美奈子さん
ファイナンシャル・ジャーナリスト。マネー商品は「自ら試してみる」のが信条。投信積立や401kなどを実践中。趣味は料理、沖縄旅行、お茶、バレエ鑑賞。
★今後の成長性が最も高い新興国に重点を置いて投資(カン・チュンドさんの巻)
かなりアグレッシブに投資しています。資産の半分を新興国株式が占めています。通貨別の分類でも、外貨建て資産が80%に達しています。
投資商品は海外ETF中心。私が資産運用を始めたころは今と違って、海外ETFくらいしか投資しやすい商品がなかったからなんですが。新興国のうち33%は中国株ETF、インド株ETFが10%、エマージング諸国全体に投資するETFが5%くらい。積み立てではなく下がったときにスポットでゴッソリ買います。
ものすごいボラティリティが高いのでリーマンショックのときの中国株ETFは半分以下になって相当身体に悪い思いをしました。そんなこともあって安全資産の預貯金20%はキープ。これで年率7%程度の利回り、10年で2倍を目指しています。
<Profile>
カン・チュンドさん
インデックス投資アドバイザー。99年にCFPファイナンシャル・プランナーの資格を取得後、00年に晋陽FPオフィス開設。特技は「規則正しい生活」。