仕事そのものを「報酬」として考えられる幸せな人
定義するならば、こういうことだ。
天職を手に入れた状態=仕事そのものを「報酬」として考えられるような状態
ピラミッドをつくっている労働者の寓話を、あなたも聞いたことがあるかもしれない。
ピラミッドの石を運んでいる労働者に、「一体どうして、その仕事をしているのですか?」と聞く。
1人目の労働者は、「家族を養うためだ、仕方ないだろう」と答える。
2人目の労働者は、「仕事を完成させれば、王に褒めてもらえるんだ」と答える。
3人目の労働者は、「この仕事によって、人類の歴史に残る偉大な建造物ができるんだ。すごいだろう」と答える。
この答えが、1~3の仕事観に対応しているのだが、3にあるのは仕事を通じて達成できる使命や、社会的な貢献に対する喜びである。
すなわち3番目のような思いで仕事をしていれば、報酬がどうであろうが、王が何を言おうが、純粋に自分が行なった仕事のみで満足感を得ることができる。
仕事にそれだけの誇りを持つことができれば、どんなに困難な仕事だろうが、周りから何を言われようが、迷うことなく続けていけるのではないだろうか。