「情報の拡散」でしかない
既存広告には限界がある

 既存の広告は「情報」の拡散に過ぎなかった。「こういうものを売ってます」「こんな機能があります」とプッシュで伝えるのだ。

アンテナショップでだしの奥深さに目覚めるお客も。にんべんの『薫る味だし』は高級品だが、『日本橋だし場』の人気化で「小売店での取り扱いも増えています」(にんべんの高津克幸社長)

 しかし現代は、情報があふれているからこそ「これ面白そう」と言ってもらえるネタをつくり、消費者をプルする(引く)必要があるのだ。

 もちろん、難しい。しかし惹かれてやってきた消費者は強い味方になってくれる。最後に、にんべんの高津社長の言葉を紹介したい。

「月に1万杯もだしを試飲していただくと、なかにはだしの奥深さに目覚める方がいらっしゃるのです。そして、これをきっかけに当社の『薫る味だし』が高級スーパーで扱ってもらえるようになり…」

 観光名所化する、「むちゃぶり」体験型アンテナショップ。御社でも検討してみてはどうだろうか。