問題は親から引き継いだ価値観
まずは親元から離れ自立を

「ピアノお嬢さん」もまた、親との生活が結婚のイメージのベースになっている。そのため、世間離れした発言をすることが多い。

 たとえば、結婚の条件を聞くと、「居間にグランドピアノを置けるお家に住めること」を挙げる。居間にグランドピアノを置ける状態が当たり前だったから気づいていないのだと思うが、それが18畳以上必要なことも、そんな家を持てる男性が限られていることも想定していない。

 しかし、グランドピアノが置けない生活はゆずれない。他人のために自分の価値観を合わせることが難しいのだ。そのため、なかなか婚活をしても結婚につながらないのである。

 今回取り上げた「昭和の男」と「ピアノお嬢さん」は、価値観を他人に合わせられず、押し付けてしまうことが成婚を妨げる大きな要因であると考えられる。

 彼らに共通する点は、親から自立していないことだと私は分析する。どちらもパラサイトシングルのケースがほとんどなのだ。結婚するためにいかに自立が大切であるかを、私は声を大にして言いたくなるのである。

 さて、もしこのケースが当てはまって結婚できない場合はどうすればいいか。まず親元から離れ、自立すること。世間をもっと知り、視野を広げてみることだ。

 自分の言っていることが非現実的であることは、自立していなければ、結局本人は理解することができないものなのだ。身をもって現実を知ることが、結婚へのなによりの近道となるのである。