エレベーターはモヤモヤの宝庫、乗る順番は?女性と2人になったら?写真はイメージです Photo:PIXTA

エレベーターにあった、ある張り紙

 先日、とあるオフィスビルに入っている会社に打ち合わせに行った際、エレベーターに「みなさまへ 秘密と仕事の話はエレベーターを降りてから!」という 張り紙があった。

 なるほど、筆者も以前、別のオフィスビルでこんなことを経験した。打ち合わせが終わり、エレベーターに乗って1階まで戻ろうとした時、1つ下の階から打ち合わせ先の従業員とおぼしき男性2人組が乗り込んできた。2人は筆者の存在に気づかないかのように、夢中になって話している。無粋だとわかりながらも、どうしても2人の会話に耳を奪われてしまう。どうやら、筆者がかかわっている企画の話をしているようだ。

「どうせあの部長が言いだした案件だから、中途半端で終わるよ」

 中途半端で終わる……。ついさっきしたばかりの打ち合わせでは、長期的なプロジェクトにしたいとのことだった。安定収入を得たいフリーランスの身としては、うれしい内容だった。しかし、社内での評価はいまいちのようだ。一気に気が重くなった。