第83回
【パガニーニ「24のカプリース 作品1」】秘儀の伝承か独占か…“魂を売った男”の選択は?
小栗勘太郎
知的財産権などの法的な枠組みのなかった時代、秘儀の伝承か独占かの間で格闘した作曲家でありヴァイオリニストでもあるニコロ・パガニーニ。たった…
2014.4.17
ビジネス・パーソンは日夜、現場で闘って、日々、喜怒哀楽を感じる。実は音楽の現場も同じだ。だって、音楽もビジネスも、所詮、生身の人間が作る、極めて人間くさい営みだから。音楽には妙な薀蓄など不要かもしれないが、音楽が生まれる時には物語がある。それを知って聴けば、喜びが倍になり、悲しみが半分になるかもしれない。毎週1枚、心のビタミンになるような音盤を綴ります。
第83回
小栗勘太郎
知的財産権などの法的な枠組みのなかった時代、秘儀の伝承か独占かの間で格闘した作曲家でありヴァイオリニストでもあるニコロ・パガニーニ。たった…
2014.4.17
第82回
小栗勘太郎
ジャズ巨人列伝に名を連ねる即興の天才、アート・ペッパー。感受性豊かな彼は、心に感じるものをアルト・サックスで表現しようとしていました。しか…
2014.4.3
第81回
小栗勘太郎
最近の音楽に物足りなさを感じることはありませんか?本物のロックを聴きたくなったら、オールマン・ブラザーズ・バンドを聴いてみてください。バン…
2014.3.20
第80回
小栗勘太郎
いまや森山直太朗の「さくら(独唱)」は卒業式のスタンダードとなりました。桜を通じて卒業を描いたこの名曲は、登場こそ地味で控えめでしたが、シ…
2014.3.6
第79回
小栗勘太郎
ソチ・五輪で繰り広げられる数々のドラマに共通している要素は、人との出会いです。ボヘミアの片田舎に生まれた少年がプラハで恩師に出会って大作曲…
2014.2.20
第78回
小栗勘太郎
ビリー・ジョエルにとって1964年2月9日は運命の1日となりました。その日から彼は本気でロック・ミュージシャンになると決心。が、成功までは…
2014.2.6
第77回
小栗勘太郎
今週の1枚「Progress」はNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」のテーマ曲です。番組開始から7年も経つのに飽きないのは、この曲が強…
2014.1.23
第76回
小栗勘太郎
今週の1枚はベトナム戦争の真っ最中に発表されたニール・ヤングの「ハーヴェスト」。ヒューマンな優しい眼差しと政治の欺瞞に対する激しい告発が共…
2014.1.9
第75回
小栗勘太郎
今週の1枚は、二人の天才の出会いが生み出したものです。映画音楽を多く手掛けた大作曲家と現代最高のチェロ奏者の出会いが、過剰なまでに美しい旋…
2013.12.26
第74回
小栗勘太郎
日本時間12月6日、南アフリカの人種隔離政策アパルトヘイトとの闘い、同国初の黒人大統領となったネルソン・マンデラが逝った。今週の音盤は、獄…
2013.12.12
第73回
小栗勘太郎
今週の音盤は、21世紀の歌姫アリシア・キーズの初のライブ盤「アンプラグド」です。彼女の音楽家としての核は多様性です。「アンプラグド」は女性…
2013.11.28
第72回
小栗勘太郎
今週の1枚・メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」は、世に三大ヴァイオリン協奏曲と言われています。しかし、この表現は本質を衝いている訳でも…
2013.11.14
第71回
小栗勘太郎
今週の一枚は発売されたばかり。この一枚を発表したエルトン・ジョンは御年66歳です。手練手管の老獪な技法とは無縁。心の奥底から湧き上る衝動を…
2013.10.31
第70回
小栗勘太郎
世に『10で神童、15で才子、20歳過ぎればただの人』と言います。が、上原ひろみには、20歳を過ぎてもただの人にはならない眩い才能がありま…
2013.10.17
第69回
小栗勘太郎
「ホワッツ・ゴーイング・オン」は、ベトナム戦争真っ最中の時代にリリースされました。それまでマーヴィン・ゲイは愛を謳う歌手でした。それが反戦…
2013.10.3
第68回
小栗勘太郎
今週の1枚は「JSバッハ・無伴奏チェロ組曲」は「チェロの旧約聖書」と言われています。ただ巨匠カザルスとこの曲の出会いは偶然でした。この偶然…
2013.9.19
第67回
小栗勘太郎
ご存知のようにポール・マッカートニーはビートルズ時代に絶頂を極めました。その凄さはビートルズ解散後も、幾度も無尽蔵の創造力を爆発させたこと…
2013.9.5
第66回
小栗勘太郎
今週の1枚・高中正義の「ブルー・ラグーン」は歌のないギターが主役の希有なヒット曲です。高中は、ギターを歌わせるという点で非常に優れたギタリ…
2013.8.22
第65回
小栗勘太郎
音楽で暑気払いなら、レゲエで決まりです。というわけで、今週は、ジミー・クリフが主演し音楽も担当した映画「ハーダー・ゼイ・カム」のサントラ盤…
2013.8.8
第64回
小栗勘太郎
今週の音盤は誰もが聴いたことのあるあのメロディー「パッヘルベルのカノン」です。真理はやはりシンプルで美しい。まさに音楽の公理を体現した1曲…
2013.7.25