藤野英人(ふじの・ひでと)
1966年富山県生まれ。投資家、ファンドマネジャー。レオス・キャピタルワークス株式会社代表取締役社長・最高投資責任者(CIO)。早稲田大学法学部卒。国内・外資大手投資運用会社でファンドマネジャーを歴任後、2003年レオス・キャピタルワークス株式会社を創業。主に日本の成長企業に投資する株式投資信託「ひふみ」シリーズを運用。一般社団法人投資信託協会理事。投資教育にも注力しており、JPXアカデミー・フェロー、明治大学商学部兼任講師も務める。
主な著書に『投資家みたいに生きろ』(ダイヤモンド社)、『投資家が「お金」よりも大切にしていること』(星海社新書)、『お金を話そう。』(弘文堂)などがある。
1966年富山県生まれ。投資家、ファンドマネジャー。レオス・キャピタルワークス株式会社代表取締役社長・最高投資責任者(CIO)。早稲田大学法学部卒。国内・外資大手投資運用会社でファンドマネジャーを歴任後、2003年レオス・キャピタルワークス株式会社を創業。主に日本の成長企業に投資する株式投資信託「ひふみ」シリーズを運用。一般社団法人投資信託協会理事。投資教育にも注力しており、JPXアカデミー・フェロー、明治大学商学部兼任講師も務める。
主な著書に『投資家みたいに生きろ』(ダイヤモンド社)、『投資家が「お金」よりも大切にしていること』(星海社新書)、『お金を話そう。』(弘文堂)などがある。
なぜ、今、「投資家の思考」が必要なのか?
令和元年の6月、金融庁の報告書「高齢社会における資産形成・管理」、いわゆる「老後2000万円問題」が話題になりました。
この問題に対して、私が投資家の立場として伝えたい解決法は、次の2つです。
解決法1「元気で働ける限り、長く働き続ける」
解決法2「将来に備えて収入の一部を投資に回す」
将来の不安をなくすためには、この2つを生活に組み入れて戦略的に生きていくしかありません。
ただ、全員がそのとおりに実行できるかというと、そうではありません。
なぜなら、多くの日本人には、「給料は我慢料である」「貯金は善、投資は悪」「リスクはゼロになる」などの思い込みがあるからです。
そのため、「老後2000万円問題」への世間の反応は、非常にネガティブなものでした。
「これは、根本から考え方を変えないと、不安に取り憑かれて、ますます萎縮した日本になってしまう」
そんな危機感を、投資家である私は抱きました。
そこで、提案したいのが、「投資家みたいに生きろ」というアドバイスです。
70歳、75歳と、長く働けるようにするには、「自己投資」という概念が必要不可欠です。お金を投資に回すためには、短期的なギャンブルをするのではなく、「長期・積立・分散投資をする」ということです。
「投資」という概念を正しく理解し、自分の人生に組み込んでいけば、きっとあなたの未来は明るいものになります。
そのためのノウハウとして、「投資家の思考」を本書の中に詰め込みました。