中央銀行vsインフレ “新常態”時代の闘い

欧米主要国のインフレ退治が最終局面を迎えている。物価上昇率はピークを付けた。しかし、欧米の中央銀行は金融引き締めの手を緩めず、引き締め過ぎによる景気後退が忍び寄る。一方、主要国の中央銀行で唯一金融緩和を継続する日本銀行には、2%目標を超えるインフレを抑制できない懸念が残る。新型コロナウイルスの感染拡大がもたらした“新常態”時代において、中央銀行はインフレに勝利できるのか。先読みして動く金融市場の動向と合わせ、識者へのアンケートなどを基に検証する。

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