田中秀征

田中秀征

元経済企画庁長官、福山大学客員教授
1940年長野県生まれ。東京大学文学部、北海道大学法学部卒業。
83年、衆議院議員初当選。93年6月、新党さきがけ結成、代表代行。
細川政権発足時、首相特別補佐。第一次橋本内閣、経済企画庁長官。
現在、福山大学客員教授、「民権塾」塾長。
第55回
衆院補選の最大敗因は「政治とカネ」なのか?これからの菅首相は“進むも地獄、退くも地獄”だ
田中秀征
注目された衆院北海道補欠選挙は、自民党の町村元外相が、約3万票差で民主党新人の中前氏を振り切って圧勝した。民主党の敗因については、自民、民主の両党はじめ報道機関も総じて「政治とカネ」にあるとしている。果たしてそうだろうか。
衆院補選の最大敗因は「政治とカネ」なのか?これからの菅首相は“進むも地獄、退くも地獄”だ
第54回
土壇場で逃げ出し、地位保全に奔走する菅首相が「憧れの高杉晋作」に近づける日は来るか
田中秀征
菅直人首相が、かねてから高杉晋作の大ファンであることは知られている。内閣発足直後にも自ら“奇兵隊内閣”を名乗った。自分を“高杉晋作”と位置づけたのである。しかし、菅首相と高杉晋作には大きな違いがある。
土壇場で逃げ出し、地位保全に奔走する菅首相が「憧れの高杉晋作」に近づける日は来るか
第53回
小沢元幹事長への処分を「岡田任せ」「野党任せ」にした菅首相の政略が成功する可能性
田中秀征
10月7日、「強制起訴」となった小沢一郎氏は、民主党離党も議員辞職もしないことを明言した。菅首相は、またもや対応を「岡田(克也)幹事長に任せている」と逃げているが、誰が見ても、党代表である首相が対応を決めることである。
小沢元幹事長への処分を「岡田任せ」「野党任せ」にした菅首相の政略が成功する可能性
第52回
退屈すぎる所信表明演説から見えた菅首相の「官僚依存」と「言い逃れ体質」
田中秀征
10月1日、菅直人首相が国会で所信表明演説をした。しかし残念ながら、演説にまったくひきつけられなかった。しかも今回の演説は、ところどころに首相の言葉を盛り込んでいるが、素地は明らかに官僚の作文だった。
退屈すぎる所信表明演説から見えた菅首相の「官僚依存」と「言い逃れ体質」
第51回
代表選のために尖閣諸島問題から逃げた?諸外国からも疑われはじめた菅首相の政権担当能力
田中秀征
尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁巡視船に衝突した事件の第一報以来、私はことのなりゆきを固唾を飲んで見守ってきた。しかし、初動段階での首相の強硬姿勢には事態に対する厳しい見通しと、自分の発言への覚悟があるのか心配になった。
代表選のために尖閣諸島問題から逃げた?諸外国からも疑われはじめた菅首相の政権担当能力
第50回
再選した菅首相に警告する!「代表選勝利」は世論の積極的支持によるものではない
田中秀征
民主党代表選は、9月14日に投開票され、菅直人首相が再選を果たした。しかし、この再選によって、菅首相の求心力が強化されるわけではない。むしろ静かな小沢ブームが生じて、政権運営は以前にも増して難しくなるだろう。
再選した菅首相に警告する!「代表選勝利」は世論の積極的支持によるものではない
第49回
菅内閣は“奇兵隊”ではなく“新撰組”!?首相が失ってしまった「政治主導」の精神
田中秀征
民主党はマニフェストで政治主導を打ち出していたが、正直言って半信半疑であった。それにも関わらず、なぜ私が期待したかというと、菅直人氏が民主党の幹部だったからだ。しかし彼は、努力をしないどころか、官僚主導に転ずる主役となった。
菅内閣は“奇兵隊”ではなく“新撰組”!?首相が失ってしまった「政治主導」の精神
第48回
激戦必至の代表選で民主党は生まれ変わることができるか
田中秀征
民主党代表選挙は、二転三転した挙句、結局菅直人首相と小沢一郎前幹事長の一騎打ちとなった。全面対決を招いてしまった菅首相には、「大きな勘違い」や「判断ミス」がいくつもあったようだ。
激戦必至の代表選で民主党は生まれ変わることができるか
第47回
菅首相「3年間は解散しない」発言は解散権の私物化と自らの地位保全だ
田中秀征
23日朝の1年生議員との懇談会で菅直人首相は、「3年間衆議院を解散しない」「衆参ダブル選挙をする」意向を明言したと新聞各紙で報道されている。この発言は、首相としての資質を根底から疑われるほど不見識である。
菅首相「3年間は解散しない」発言は解散権の私物化と自らの地位保全だ
第46回
菅首相が軽井沢で考えていたのは「首相の役割」か、それとも「代表選への戦略」か
田中秀征
最近の政治家は、私も含めて「必要なことをせずに、不必要なことや余計なことをしている」人が多い。それがいざ必要なことをするときの大きな障害になる場合も少なくない。では、休養をとっていた菅首相は軽井沢で何を考えていたのだろうか。
菅首相が軽井沢で考えていたのは「首相の役割」か、それとも「代表選への戦略」か
第45回
菅首相が目指す「国会議員定数削減」が頓挫せざるを得ない4つの理由
田中秀征
菅直人首相は、国会開幕前に異例の記者会見を行った。その意図は定かではないが、彼の性格からして、何らかが仕組まれた“先制攻撃”に違いない。どうやら、その核心部分は、「税金の無駄遣いをなくすための国会議員の定数削減」であろう。
菅首相が目指す「国会議員定数削減」が頓挫せざるを得ない4つの理由
第44回
民主党政権の“政治主導”は偽装だったのか菅首相が「国家戦略局」を断念した本当の理由
田中秀征
民主党政権の政治主導の司令塔となるはずであった「国家戦略局」が菅直人首相の小さな一声で消えてしまった。何の説明もないまま、途中で公約が放棄されてしまったことに強い憤りを感じる。首相は、なぜまた大きな変節をしたのか。
民主党政権の“政治主導”は偽装だったのか菅首相が「国家戦略局」を断念した本当の理由
第43回
なぜ国民は菅首相の続投を許しているのか
田中秀征
いくつかの報道機関が先日行った内閣支持率などの世論調査をみると、数字はまちまちだが、驚くほど傾向は共通している。それは、「支持はしないが続投してもよい」ということだ。なぜ、こうした結果になったのか。
なぜ国民は菅首相の続投を許しているのか
第42回
菅首相に望むのは「衆議院の解散・総選挙」だ
田中秀征
民主党は、参院選で当然のように惨敗し、またもや「ねじれ国会」が出現した。私がそう警告してきた理由は、民主党の政権担当能力の欠如の一点にある。では、このねじれ国会を前にして、どうすればよいのか。
菅首相に望むのは「衆議院の解散・総選挙」だ
第41回
投票日を迎えずともわかる「勝つ選挙」「負ける選挙」の大きな違い
田中秀征
参議院選の投票日には、多くの候補者が当選の喜びにひたり、逆に多くの候補が負けて涙をのむことになる。私も何度も総選挙を戦い、何度も苦杯をなめた。ふしぎなことだが、終盤になると候補者には勝敗がほぼ正確に判る。
投票日を迎えずともわかる「勝つ選挙」「負ける選挙」の大きな違い
第40回
なぜ第一党ではなかった「さきがけ日本新党」は存在感を際立たせることができたのか
田中秀征
政治を動かすのは、基本的には議員数、すなわち「数」だが、しかしそれだけではない。「質」というか、同じ支持でも支持の強弱が「数」に劣らないほど重要な要素だ。
なぜ第一党ではなかった「さきがけ日本新党」は存在感を際立たせることができたのか
第39回
菅首相は世論が読めていない?「消費税10%」発言に含まれた3つの問題点
田中秀征
菅直人内閣の支持率が、朝日新聞調査で、59%から50%に下落した。わずか1週間で10ポイント近い下落は異例のことだ。その主因は、菅首相の「消費税率10%」発言によるものと思われる。この発言には3つの大きな問題点がある。
菅首相は世論が読めていない?「消費税10%」発言に含まれた3つの問題点
第38回
国会延長せず、選挙戦へ突入菅内閣が取った「逃げの戦法」の是非
田中秀征
参院選が6月25日公示、7月11日投開票と決まり、与野党は事実上の選挙戦に突入した。それにしても会期を延長せず、予算委員会を開かないというのはいかにもずるい対応だ。菅首相は野党の疑問に懇切に答える必要がある。
国会延長せず、選挙戦へ突入菅内閣が取った「逃げの戦法」の是非
第37回
成長と改革は本当に実現できる?「脱小沢」菅直人新政権への期待と懸念
田中秀征
この1週間で政局は急施回して、菅直人新内閣が発足した。世論調査での新内閣の評判は上々で、政権も民主党も支持率がV字回復している。そんな菅政権の党や内閣の主要人事にはいくつかの特徴が見られる。
成長と改革は本当に実現できる?「脱小沢」菅直人新政権への期待と懸念
第36回
反省の色が薄い鳩山首相の辞意表明とその裏で高まる「社民党の存在感」
田中秀征
2日、鳩山由紀夫首相は辞意を表明した。両院議員総会での挨拶は無念さが滲み出ていた、辞める気がなかったことをうかがわせる。その一方で、社民党が頑張っている。参院選に入ると無視できない存在になるかも知れない。
反省の色が薄い鳩山首相の辞意表明とその裏で高まる「社民党の存在感」
新着
業界
学び
特集
書籍
業界
製造業 銀行・証券・金融 保険 建設・不動産 コンサル・士業 商社 運輸・物流 IT・通信 AI・テクノロジー エネルギー 医療・製薬 食品・農業 小売・外食 サービス・エンタメ メディア・広告 スタートアップ・新規事業 教育 財閥・学閥 予測・分析
学び
経営・戦略 マネジメント ビジネス課題 ビジネススキル 営業・マーケティング マネー・投資 相続・節税 年金 キャリア・働き方 受験・子育て 教養