田中秀征

田中秀征

元経済企画庁長官、福山大学客員教授
1940年長野県生まれ。東京大学文学部、北海道大学法学部卒業。
83年、衆議院議員初当選。93年6月、新党さきがけ結成、代表代行。
細川政権発足時、首相特別補佐。第一次橋本内閣、経済企画庁長官。
現在、福山大学客員教授、「民権塾」塾長。
第94回
菅首相は「高杉晋作の真髄」を本当に理解しているのか
田中秀征
天国の高杉晋作は、菅直人首相に対して激怒しているのではないか。最近私はそう感じている。首相は高杉に傾倒していることは知られているが、彼は高杉の本質を全く理解しておらず、そして何も学んでいないようだ。
菅首相は「高杉晋作の真髄」を本当に理解しているのか
第93回
汚染牛肉問題の収束より“脱原発”論議に邁進する菅首相へ向けられた国民の冷ややかな視線
田中秀征
相変わらず“脱原発”、“自然エネルギー”論議が盛んだが、多くの人がこれに白けてしまっている。それも“脱原発”の方向に異論のない人たちが意外なほど多い。なぜそうなのか、その答えは明快だ。
汚染牛肉問題の収束より“脱原発”論議に邁進する菅首相へ向けられた国民の冷ややかな視線
第92回
もし菅首相が「なでしこジャパン」の監督だったら
田中秀征
“なでしこジャパン”の壮挙が国内だけでなく、世界中に大きな旋風を巻き起こしている。しかし優勝直後、私はふと1つの不安に襲われた。それは、菅直人首相が、なでしこ人気に便乗しようとするのではないかということだ。
もし菅首相が「なでしこジャパン」の監督だったら
第91回
“ストレステスト実施”でも内閣支持率は16%菅首相よ、それでも不毛な延命に努めるのか
田中秀征
菅直人政権は、すべての原発を対象にストレステストを実施すると発表した。既に、定期検査中の原発に対して“安全宣言”を発していたから、これは重大な方針転換である。しかし、最新の世論調査結果をみても、内閣支持率は16%そこそこだ。
“ストレステスト実施”でも内閣支持率は16%菅首相よ、それでも不毛な延命に努めるのか
第90回
松本復興相の辞任、国会空転でも退陣しない菅首相の「次なる延命策」
田中秀征
松本龍氏はどうしたのだろう。復興相に就任した彼を、私は「順当な人事」と評価しただけに失望が大きい。彼は防災相として、“政局”に目を奪われずに黙々と大震災対策に取り組んでいるように見えた。高く評価した不明を恥じざるを得ない。
松本復興相の辞任、国会空転でも退陣しない菅首相の「次なる延命策」
第89回
“原発”まで延命策の1つなのか!?歴史に名を刻むであろう菅首相のエゴイズム
田中秀征
菅直人首相は6月27日、退陣のための3条件を明らかにした。最も大きな焦点となるのが再生可能エネルギー特別措置法案の成立だが、これには、可決・否決のいずれにせよ菅首相にプラスに働くという、あざとい政治手法が垣間見られる。
“原発”まで延命策の1つなのか!?歴史に名を刻むであろう菅首相のエゴイズム
第88回
党執行部までも敵に回した菅首相の「孤立無援」
田中秀征
今国会の会期は、二転三転の末、70日間延長されることに決まった。自分の思惑通りに進んだ菅直人首相は余程うれしいのか、笑顔を隠せないようであった。しかし、私は、首相が「試合に勝って勝負に負けた」と思えてならない。
党執行部までも敵に回した菅首相の「孤立無援」
第87回
菅首相のあざとさが垣間見える「3つの延命策」
田中秀征
岩手県釜石市の被災地を視察した菅首相は、ボランティアセンターの寄せ書きに、「決然と生きる」と書き込んだ。早期退陣こそ「決然と生きる」道だが、何があっても首相を続けることが決然と生きることだろう。果たして、その秘策はあるのか。
菅首相のあざとさが垣間見える「3つの延命策」
第86回
大連立政権の首相には誰がふさわしいか
田中秀征
自民、民主が連携を容認し、大連立に向けた動きが加速している。今後は「どんな大連立や連携にするか」が最大の問題となりそうだ。その中でも注目すべきがポスト菅だが、私は民主党から首相を出せば、円滑な政権運営が難しくなると見ている。
大連立政権の首相には誰がふさわしいか
第85回
菅首相「あいまいな退陣表明」に秘められた意図
田中秀征
菅首相が退陣の意向を表明した。だが、その時期について明確な発言はなかった。そもそも首相の退陣表明は、直ちに退陣するときに限られる。「退陣の予告」などありえない。その隠された意図をほとんどの国民は見抜いているはずだ。
菅首相「あいまいな退陣表明」に秘められた意図
第84回
なぜチャーチル元英首相は国民の信頼を得られたか危機下でこそ国民が見抜く「指導者の真贋」
田中秀征
危機が大きければ大きいほど、指導者と民衆の信頼関係が強くなければならない。それは歴史の鉄則と言ってもよい。ドイツとの戦いを勝利に導いたイギリス首相チャーチルはイギリス国民ばかりでなく、フランス国民からも強い信頼を受けていた。
なぜチャーチル元英首相は国民の信頼を得られたか危機下でこそ国民が見抜く「指導者の真贋」
第83回
「独立性と公開性」に疑問が残る原発事故調査委員会の前途多難
田中秀征
福島第一原発の「事故調査・検証委員会」の設置が閣議決定された。注意すべきは、まず委員の人選だ。“原子力村”に参加していた人たちは排除して選ばなければならない。そしてもう1点気になるのが、この調査・検証委員会の権限である。
「独立性と公開性」に疑問が残る原発事故調査委員会の前途多難
第82回
「歴史の評価」に逃げ込んで居座り続ける菅首相どんな言葉も国民の心には届かない
田中秀征
菅直人首相は中電の浜岡原発に対する運転停止要請に関連して、「評価は歴史の中で判断してほしい」と述べた。これは“究極の逃げ”である。支持率がゼロになっても、“歴史”が自分に軍配を上げるから退陣しないという意味に他ならない。
「歴史の評価」に逃げ込んで居座り続ける菅首相どんな言葉も国民の心には届かない
第81回
浜岡原発運転中止で菅政権は浮揚できるか?
田中秀征
政府の要請を受けた中部電力は、数日中に浜岡原発の全炉の運転を中止することを決めた。私は、菅首相なら「浜岡運転中止」を政権浮揚の切札に使うのではないかと予想していたのだが、今のところ大きな効果は出ていない。
浜岡原発運転中止で菅政権は浮揚できるか?
第80回
統一地方選惨敗でも菅直人氏が首相に留まる「日本の運命」を憂う
田中秀征
4月24日投開票の統一地方選後半戦でも民主党は大敗した。主たる敗因は明らかに菅直人政権の大震災対応が評価されていないことだが、首相はこれを全面的に否定した。候補者は街角で必死に首相を擁護してきたのだから、許せない気持ちになる。
統一地方選惨敗でも菅直人氏が首相に留まる「日本の運命」を憂う
第79回
「住めない」発言問題で露呈した菅内閣低支持率の病根
田中秀征
菅直人首相が「福島第一原発周辺は10年、20年住めない」と語ったと説明した松本健一内閣官房参与の発言が物議を呼んだ。事実だとすれば許しがたいことだが、それだけではなく、この一件は政権のもろさまでもさらけ出している。
「住めない」発言問題で露呈した菅内閣低支持率の病根
第78回
統一地方選の大敗で「二度目の不信任」を受けた菅首相
田中秀征
4月10日投開票の統一地方選挙で民主党は惨敗を喫した。これは菅直人政権に二度目の不信任が突きつけられたことを意味している。しかし、今回も昨年の参院選大敗時と同様、首相自身への期待や適格性とは全く別の事情で続投が容認された。
統一地方選の大敗で「二度目の不信任」を受けた菅首相
第77回
歴史的国家危機に決死の覚悟で臨んだ最高指導者「チャーチル元首相」と「菅首相」の決定的な違い
田中秀征
東日本大震災後に実施された世論調査によると、菅内閣の支持率は震災前の24%から31%に増加した。そうした状況のなかで、どうやら首相は「歴史的国家危機に決死の覚悟で臨む最高指導者」という立場に酔っているのではないかと心配になる。
歴史的国家危機に決死の覚悟で臨んだ最高指導者「チャーチル元首相」と「菅首相」の決定的な違い
第76回
阪神淡路大震災当時、筆者が見た村山富市首相の姿
田中秀征
95年の阪神淡路大震災発生からしばらく経ったある夜、私は当時の村山富市首相に公邸へ呼ばれた。首相公邸の会議室に入っていくと、村山首相は頭を抱えて座っていて私に気づかないでいる。ようやく気がつくと頭を上げ、私にある言葉を告げた。
阪神淡路大震災当時、筆者が見た村山富市首相の姿
第75回
菅首相よ、身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ
田中秀征
今回の大震災への対応では、国民は見事に一致結束している。首相は、危機に立ち向かうこの“一大オーケストラ”の指揮者に他ならない。しかし、残念ながら現状は、指揮者を当てにしないオーケストラのようになっている。
菅首相よ、身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ
新着
業界
学び
特集
書籍
業界
製造業 銀行・証券・金融 保険 建設・不動産 コンサル・士業 商社 運輸・物流 IT・通信 AI・テクノロジー エネルギー 医療・製薬 食品・農業 小売・外食 サービス・エンタメ メディア・広告 スタートアップ・新規事業 教育 財閥・学閥 予測・分析
学び
経営・戦略 マネジメント ビジネス課題 ビジネススキル 営業・マーケティング マネー・投資 相続・節税 年金 キャリア・働き方 受験・子育て 教養