2011.8.4
菅首相は「高杉晋作の真髄」を本当に理解しているのか
天国の高杉晋作は、菅直人首相に対して激怒しているのではないか。最近私はそう感じている。首相は高杉に傾倒していることは知られているが、彼は高杉の本質を全く理解しておらず、そして何も学んでいないようだ。
元経済企画庁長官、福山大学客員教授
2011.8.4
天国の高杉晋作は、菅直人首相に対して激怒しているのではないか。最近私はそう感じている。首相は高杉に傾倒していることは知られているが、彼は高杉の本質を全く理解しておらず、そして何も学んでいないようだ。
2011.7.28
相変わらず“脱原発”、“自然エネルギー”論議が盛んだが、多くの人がこれに白けてしまっている。それも“脱原発”の方向に異論のない人たちが意外なほど多い。なぜそうなのか、その答えは明快だ。
2011.7.21
“なでしこジャパン”の壮挙が国内だけでなく、世界中に大きな旋風を巻き起こしている。しかし優勝直後、私はふと1つの不安に襲われた。それは、菅直人首相が、なでしこ人気に便乗しようとするのではないかということだ。
2011.7.14
菅直人政権は、すべての原発を対象にストレステストを実施すると発表した。既に、定期検査中の原発に対して“安全宣言”を発していたから、これは重大な方針転換である。しかし、最新の世論調査結果をみても、内閣支持率は16%そこそこだ。
2011.7.7
松本龍氏はどうしたのだろう。復興相に就任した彼を、私は「順当な人事」と評価しただけに失望が大きい。彼は防災相として、“政局”に目を奪われずに黙々と大震災対策に取り組んでいるように見えた。高く評価した不明を恥じざるを得ない。
2011.6.30
菅直人首相は6月27日、退陣のための3条件を明らかにした。最も大きな焦点となるのが再生可能エネルギー特別措置法案の成立だが、これには、可決・否決のいずれにせよ菅首相にプラスに働くという、あざとい政治手法が垣間見られる。
2011.6.24
今国会の会期は、二転三転の末、70日間延長されることに決まった。自分の思惑通りに進んだ菅直人首相は余程うれしいのか、笑顔を隠せないようであった。しかし、私は、首相が「試合に勝って勝負に負けた」と思えてならない。
2011.6.16
岩手県釜石市の被災地を視察した菅首相は、ボランティアセンターの寄せ書きに、「決然と生きる」と書き込んだ。早期退陣こそ「決然と生きる」道だが、何があっても首相を続けることが決然と生きることだろう。果たして、その秘策はあるのか。
2011.6.9
自民、民主が連携を容認し、大連立に向けた動きが加速している。今後は「どんな大連立や連携にするか」が最大の問題となりそうだ。その中でも注目すべきがポスト菅だが、私は民主党から首相を出せば、円滑な政権運営が難しくなると見ている。
2011.6.2
菅首相が退陣の意向を表明した。だが、その時期について明確な発言はなかった。そもそも首相の退陣表明は、直ちに退陣するときに限られる。「退陣の予告」などありえない。その隠された意図をほとんどの国民は見抜いているはずだ。
2011.6.2
危機が大きければ大きいほど、指導者と民衆の信頼関係が強くなければならない。それは歴史の鉄則と言ってもよい。ドイツとの戦いを勝利に導いたイギリス首相チャーチルはイギリス国民ばかりでなく、フランス国民からも強い信頼を受けていた。
2011.5.27
福島第一原発の「事故調査・検証委員会」の設置が閣議決定された。注意すべきは、まず委員の人選だ。“原子力村”に参加していた人たちは排除して選ばなければならない。そしてもう1点気になるのが、この調査・検証委員会の権限である。
2011.5.19
菅直人首相は中電の浜岡原発に対する運転停止要請に関連して、「評価は歴史の中で判断してほしい」と述べた。これは“究極の逃げ”である。支持率がゼロになっても、“歴史”が自分に軍配を上げるから退陣しないという意味に他ならない。
2011.5.12
政府の要請を受けた中部電力は、数日中に浜岡原発の全炉の運転を中止することを決めた。私は、菅首相なら「浜岡運転中止」を政権浮揚の切札に使うのではないかと予想していたのだが、今のところ大きな効果は出ていない。
2011.4.28
4月24日投開票の統一地方選後半戦でも民主党は大敗した。主たる敗因は明らかに菅直人政権の大震災対応が評価されていないことだが、首相はこれを全面的に否定した。候補者は街角で必死に首相を擁護してきたのだから、許せない気持ちになる。
2011.4.21
菅直人首相が「福島第一原発周辺は10年、20年住めない」と語ったと説明した松本健一内閣官房参与の発言が物議を呼んだ。事実だとすれば許しがたいことだが、それだけではなく、この一件は政権のもろさまでもさらけ出している。
2011.4.14
4月10日投開票の統一地方選挙で民主党は惨敗を喫した。これは菅直人政権に二度目の不信任が突きつけられたことを意味している。しかし、今回も昨年の参院選大敗時と同様、首相自身への期待や適格性とは全く別の事情で続投が容認された。
2011.4.7
東日本大震災後に実施された世論調査によると、菅内閣の支持率は震災前の24%から31%に増加した。そうした状況のなかで、どうやら首相は「歴史的国家危機に決死の覚悟で臨む最高指導者」という立場に酔っているのではないかと心配になる。
2011.3.31
95年の阪神淡路大震災発生からしばらく経ったある夜、私は当時の村山富市首相に公邸へ呼ばれた。首相公邸の会議室に入っていくと、村山首相は頭を抱えて座っていて私に気づかないでいる。ようやく気がつくと頭を上げ、私にある言葉を告げた。
2011.3.24
今回の大震災への対応では、国民は見事に一致結束している。首相は、危機に立ち向かうこの“一大オーケストラ”の指揮者に他ならない。しかし、残念ながら現状は、指揮者を当てにしないオーケストラのようになっている。
アクセスランキング
「だからキャッシュレスだって!」コンビニでおじさんがブチギレ→何と言って混乱を収める?
「すみません」を言い換えるだけで幸福度が1.5倍アップする「魔法の言葉」
まさかの斎藤氏再選でテレビは“お通夜”状態…それでもマスコミが「偏向報道」をやめられない“オトナの事情”とは
兵庫・斎藤知事に“正義のヒーロー”説が急浮上、「どうせネットのデマ」と言い切れないワケ
ディズニーの「新クルーズ船」は動くテーマパーク!どんな船?2~4泊でいくら?【識者が解説】
「保険料を安くしたい人」が真っ先にネット検索すべきワードとは?
障害者の「性の介助サービス」を無料で提供する意外な理由
まさかの斎藤氏再選でテレビは“お通夜”状態…それでもマスコミが「偏向報道」をやめられない“オトナの事情”とは
「3年以内に辞めた人」の退職理由ナンバー1に「そりゃ辞めるわ…」しか言葉が出ない
孫正義が「つまらんなぁ」と感じる“絶対に仕事ができない人”の特徴
「保険料を安くしたい人」が真っ先にネット検索すべきワードとは?
「3年以内に辞めた人」の退職理由ナンバー1に「そりゃ辞めるわ…」しか言葉が出ない
「細胞の老化」と「高血圧」を予防する“今が旬のすごい野菜”【スーパーで買える】
何でそんなに保険に入るんですか?→「生命保険かけまくり」な20代の答えが衝撃だった!
ユニクロ柳井正に学ぶ「仕事ができない人」と「結果を出す人」の決定的な違い
障害者の「性の介助サービス」を無料で提供する意外な理由
「3年以内に辞めた人」の退職理由ナンバー1に「そりゃ辞めるわ…」しか言葉が出ない
「30代で年収3000万円以上の人」が普通の人の「12倍」多くやっていること
「住民税非課税世帯への給付」が経済対策で繰り返される“隠れた”本質問題
部下から「老害と思われる上司」と「メンターと思われる上司」のたった1つの違い