真壁昭夫

真壁昭夫

多摩大学特別招聘教授

1953年神奈川県生まれ。一橋大学商学部卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。ロンドン大学経営学部大学院卒業後、メリル・リンチ社ニューヨーク本社出向。みずほ総研主席研究員、信州大学経済学部教授、法政大学大学院教授などを経て、2022年4月から現職。著書は「下流にならない生き方」「行動ファイナンスの実践」「はじめての金融工学」など多数。

第431回
アベノミクス立て直しにはやはり成長戦略が欠かせない
真壁昭夫
安倍首相は、消費税率の再引き上げを2年半延期すると表明した。“足踏み状態”にある景気を支えることが優先された結果だと思うが、当然ながら、それだけでは国内景気の回復を持続させることは難しい。
アベノミクス立て直しにはやはり成長戦略が欠かせない
第430回
中国の脅威で米越接近、南シナ海に日本はどう関与すべきか
真壁昭夫
米国はベトナムへ武器輸出を解禁した。中国への抑止力強化でベトナムとの利害が一致したことが背景にある。ただし、米国の影響力の低下するなか、今後、わが国はどのように対応すべきか。
中国の脅威で米越接近、南シナ海に日本はどう関与すべきか
第429回
トランプ現象は他人事?日本にもポピュリズム破綻のリスク
真壁昭夫
政治家は実現性の低い人気取りの短期的な政策ばかり行いがちだが、短期的には痛みを伴っても、それを完遂することでより大きな幸福を国民にもたらすことを理念として持つべきだ。
トランプ現象は他人事?日本にもポピュリズム破綻のリスク
第428回
トヨタ社長が語った「円高を生き残る術」の覚悟
真壁昭夫
これから円高が進展するようだと、多くのわが国企業にとって経営環境の悪化は避けられない。問題は、わが国企業が円高の逆風にどれだけ耐えることができるかだ。
トヨタ社長が語った「円高を生き残る術」の覚悟
第427回
円高を加速する米政府とヘッジファンドの「緊密な関係」
真壁昭夫
ヘッジファンドは米国政策の意図を敏感に読み取って、売買を行う可能性が高い。逆に、米国政府としても、為替市場で政策意図を実現する場合、大手投機筋が政府の思い通りに動いてくれることは重要なメリットになる。
円高を加速する米政府とヘッジファンドの「緊密な関係」
第426回
日銀よ目を覚ませ!“金融政策一本足打法”は限界だ
真壁昭夫
金融政策は景気回復を実現する万能の特効薬ではない。日銀は何ができて、何ができないのか、政策の対応範囲を整理して冷静に市場に伝える正念場を迎えている。
日銀よ目を覚ませ!“金融政策一本足打法”は限界だ
第425回
三菱自動車という不正を繰り返す企業は社会に必要か?
真壁昭夫
他の企業にも大きなマイナス効果を与え、幾度となく改革のチャンスがありながら、社会のルールを守らず、その企業文化を変えられない三菱自動車は、そのままの姿で存続を続けてよいだろうか。
三菱自動車という不正を繰り返す企業は社会に必要か?
第424回
軽視できないパナマ文書、世界中で政治経済不安定化も
真壁昭夫
「パナマ文書」で“節税”策の利用者として政治家の名前が挙がり、世界中に大きな波紋を投げかけている。今後解明が進むにつれて、各国の政治が不安定になり経済運営への懸念が高まることも考えられる。
軽視できないパナマ文書、世界中で政治経済不安定化も
第423回
日銀の影響力低下が顕著、追い詰められたアベノミクス
真壁昭夫
金融政策を頼みとした円高・株高をセールスポイントとしてきたアベノミクスだが、為替市場に対する日・欧中央銀行の影響力が低下するなかで、一段と厳しい経済状況に追い込まれている。
日銀の影響力低下が顕著、追い詰められたアベノミクス
第422回
英国離脱が引き金を引くEU崩壊と世界経済混乱
真壁昭夫
6月の英国の国民投票が、EU崩壊、世界経済混乱の始まりとなる可能性は高い。鍵を握るのは、そうしたリスクに対応する世界的な協調体制を作ることができるか否かだ。しかし各国政治の内向き志向を見ると、先行きに楽観的になれない。
英国離脱が引き金を引くEU崩壊と世界経済混乱
第421回
円高・株安からの脱出を阻む「アベノミクス逆回転」のメカニズム
真壁昭夫
世界の金融市場は一時期の不安定な状況からだいぶ落ち着きを取り戻しているものの、日本だけがなぜ取り残されているように見えるのか。昨年までの円安・株高傾向を演出してきたアベノミクスが逆回転の様相を呈している背景にあるメカニズムを、分析してみよう。
円高・株安からの脱出を阻む「アベノミクス逆回転」のメカニズム
第420回
シャープに続き東芝も!家電事業の国外身売りは経営の失態だ
真壁昭夫
東芝が白物家電事業を中国の美的集団に売却することで基本合意した。鴻海傘下に入るシャープを含め、中国や台湾の新興企業がわが国メーカーの事業を買収するケースが目につく。問題は、それが前向きな選択であるのかだ。
シャープに続き東芝も!家電事業の国外身売りは経営の失態だ
第419回
消費再増税見送りはアベノミクスの誤算だ
真壁昭夫
来年4月の消費税率の再引き上げは、国内外の経済状況から見て、事実上難しい。前回の消費税率引き上げの影響も払拭できていない。背景にはアベノミクスの誤算、そして政府も企業も改革を怠ってきたことがある。
消費再増税見送りはアベノミクスの誤算だ
第418回
日本経済の閉塞は人口減少放置のツケ
真壁昭夫
わが国経済の閉塞感の大元には、人口減少問題への対応と、社会の仕組み・制度の刷新を怠ってきたことがあるのを忘れてはならない。だが悲観的になることは適切ではない。人口減少の下でも経済成長を続けることは可能だ。
日本経済の閉塞は人口減少放置のツケ
第417回
英国のEU離脱が世界経済にもたらす最悪の事態
真壁昭夫
世界経済が不安定な中、欧州に英国EU離脱の可能性や銀行の信用不安などの問題が浮上している。中国・米国の経済減速に欧州リスクの顕在化が重なるという、最悪のシナリオもあり得る。そのリスクを過小評価すべきではない。
英国のEU離脱が世界経済にもたらす最悪の事態
第416回
中国経済はハードランディングを回避できるのか
真壁昭夫
金融市場の不安定性の背景には中国経済がある。共産党政権は深刻な危機感を持ち始めているが、先行きは楽観できない。人民元下落の懸念も厄介な問題だ。政治面も含め、中国は依然として重大なリスク要因である。
中国経済はハードランディングを回避できるのか
第415回
金融市場混乱の陰で拡大する世界経済への不安
真壁昭夫
金融市場が大荒れの状況だ。引き金は欧州銀行の信用不安だが、根底には中国・米国をはじめとする世界経済の先行きへの懸念がある。われわれは、金融市場が落ち着きを取り戻すまで、身を守ることを優先して考えるべきだ。
金融市場混乱の陰で拡大する世界経済への不安
第414回
黒田総裁の強気が引き起こすマネーゲームへの危惧
真壁昭夫
黒田日銀総裁は、強気の発言を根気よく続けていれば、いずれ世界経済が回復すると考えているのかもしれない。だがバズーカ砲を発射するたびに、金融市場で活発なマネーゲームが展開されることになる。その弊害は小さくない。
黒田総裁の強気が引き起こすマネーゲームへの危惧
第413回
アベノミクスの窮地を示すマイナス金利への懸念
真壁昭夫
日銀が予想外のマイナス金利導入を発表した。だが金融政策への過度な期待は危険な兆候だ。元々、金融政策は諸刃の剣であり、プラス面は長期間続かない。金融政策への依存度の高いアベノミクスは正念場を迎えている。
アベノミクスの窮地を示すマイナス金利への懸念
第412回
原油価格下落は世界と日本にとって吉か凶か
真壁昭夫
原油価格が不安定な展開を続けている。原油価格の下落は、わが国などエネルギー資源を輸入する国にはプラスに作用するが、冷静に考えるとマイナス面も大きい。「逆オイルショック」は、わが国にとっても大きなリスクになり得る。
原油価格下落は世界と日本にとって吉か凶か
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