佐和隆光

滋賀大学長。京都大学名誉教授。専攻は計量経済学、エネルギー・環境経済学。経済学博士(東京大学、1971年)。
1942年和歌山県生まれ。東京大学大学院経済学研究科修士課程修了後、同大学助手、1969年に京都大学経済研究所助教授、スタンフォード大学研究員、イリノイ大学客員教授などを経て80年より京都大学経済研究所教授。京都大学経済研究所所長、京都大学大学院エネルギー科学研究科教授、国立情報学研究所副所長などのほか、国民生活審議会、交通政策審議会、中央環境審議会の各委員を歴任。1976年よりEconometric SocietyのFellow。1995年より2005年まで環境経済政策学会会長。2007年11月紫綬褒章受章。『計量経済学の基礎』(東洋経済新報社、1970年度日経・経済図書文化賞受賞)をはじめ、『経済学とは何だろうか』(岩波書店、1982年)、『平成不況の政治経済学』(中央公論社、1994年)、『漂流する資本主義 危機の政治経済学』(ダイヤモンド社、1999年)、『グリーン資本主義』(岩波書店、2009年)など著書多数。
第5回
ファシストでないにせよ自由と民主主義をおびやかす安倍政権
佐和隆光
安倍政権は、早晩、憲法改正に乗り出すだろう。自由民主党の「日本国憲法改正草案」をつらぬく基本理念は、自由主義・民主主義・個人主義の抑制、すなわち「近代の超克」の再来のように見受けられ、気味が悪い。アベノミクスの正体は国家資本主義の再来にほかならない。
ファシストでないにせよ自由と民主主義をおびやかす安倍政権
第4回
日本ではうやむやな保守対リベラルの対立軸
佐和隆光
日本では政治家も有権者も、「理念」と「思想」にうとくなってきたようだ。2012年衆院選の民主党惨敗は、同党の経済無策、とりわけ野田政権の消費税増税に起因するとみてよい。果たして、続く安倍政権は…?
日本ではうやむやな保守対リベラルの対立軸
第3回
アベノミクスはハードヘッドか、ソフトヘッドか?
佐和隆光
著名なケインズ経済学者アラン・ブラインダーのいうように、効率性と公正さの軸で政策を類別できる。彼が望ましいとするのは“ハードヘッド・ソフトハート”、すなわち効率性が高く公正さを重んじた政策だが、果たしてアベノミクスは?
アベノミクスはハードヘッドか、ソフトヘッドか?
第2回
アベノミクスが目論む国家資本主義の復活【後編】
佐和隆光
株高・円安は5月22日まで順調に進んだ後、乱高下が続いている。アベノミクス効果の今後や、そもそもの狙いが気になるところだ。それは、小泉元首相が手がけた自由至上主義的な経済政策と一線を画するどころか、まったく対照的な国家資本主義と見てとれるのである。
アベノミクスが目論む国家資本主義の復活【後編】
第1回
アベノミクスが目論む国家資本主義の復活【前編】
佐和隆光
「失われた20年」を経て、これほどまでアベノミクスが歓迎されたのはなぜか?安倍晋三首相の黒子参謀の作戦もさることながら(後編参照)、リベラル色が色あせ経済無策であった民主党が、有権者の声なき声に鈍感であった影響は色濃い。
アベノミクスが目論む国家資本主義の復活【前編】
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