津田 久資

津田 久資

(つだ・ひさし)

東京大学法学部卒業。カリフォルニア大学バークレー校経営大学院修了(MBA)。博報堂、ボストン コンサルティング グループ、チューリッヒ保険などで、一貫して新商品開発、ブランディングを含むマーケティング戦略の立案・実行にあたる。
現在、August-a代表、コンテンツ3顧問として、各社のコンサルティング業務に従事。また、マネジメントスクールや大手企業などの研修において、論理思考・戦略思考の講座を多数担当。表層的なツールの解説に終始することなく、シンプルな言葉で思考の本質に迫る研修スタイルに定評があり、のべ1万人以上の指導実績を持つ。
著書に『あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか──論理思考のシンプルな本質』(ダイヤモンド社)、『世界一わかりやすいロジカルシンキングの授業』(KADOKAWA)、『超MBA式ロジカル問題解決』(PHP研究所)、『ロジカル面接術』(WAC)などがある。最新刊『新マーケティング原論──「売れる戦略」のシンプルな本質』。

第11回
結局は「ショーモナイ負け」の少ない人が最後まで生き残る
津田 久資
「ロジックツリーを完成させることが目的ではないし、ツリーに模範解答はない。自分の壁にぶち当たるまで試行錯誤を続けよう」こんなことを研修で話すと、受講者たちはみんな少し困ったような顔をする。「あとは努力次第。がんばれ!」というきわめて精神論的なメッセージだと受け取られるからだろう。しかし、そんなことはないので安心してほしい。論理思考によって本当に発想が広がったのかどうかについては、「明確な判断基準」があるからだ。
結局は「ショーモナイ負け」の少ない人が最後まで生き残る
第10回
知ってますか? マッキンゼーが「MECE」を重視する本当の理由
津田 久資
発想を広げるためには、モレのない具体的な「チェックリスト」が必要である。こういう話をすると、勉強熱心な方は「それっていわゆる『MECE』ってやつですよね?」と勘を働かせる。発売から1週間で大増刷が決定した『あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか』の著者・津田久資氏は「これは、いわば半分当たっているが、半分外れている」という。それはなぜだろうか?
知ってますか? マッキンゼーが「MECE」を重視する本当の理由
第9回
結局「ハト」はどこに消えた? 答えが欲しけりゃ“論理×直感”だ!!
津田 久資
ある公園の管理事務所から「公園のハトが減っている。原因を探ってほしい」との依頼を受けたとしよう。あなたはリーダーとしてチームを招集し、各メンバーに呼びかける。メンバーはいろいろな意見を出してくれたが、あなたはそこで頭を抱えることになる。なぜだろうか?
結局「ハト」はどこに消えた? 答えが欲しけりゃ“論理×直感”だ!!
第8回
“なんでそんなアイデアが出るの!?”と言わせる「戦略チェックリスト」入門
津田 久資
あなたのところには次々といろいろなタスクが舞い込む。上司が「Aの件、来週月曜までに頼むよ」と言って、書類を置いていく。そこに後輩が「Bの件について相談に乗っていただきたいのですが……」と言ってやってくる。そうこうするうち、上司から頼まれていた案件をついうっかり忘れてしまう。気づいたときには締め切りを過ぎていた……などということはないだろうか?
“なんでそんなアイデアが出るの!?”と言わせる「戦略チェックリスト」入門
第7回
東大卒に勝てる戦場は「芥川賞芸人」に聞いたほうがいい!?
津田 久資
時代の変わり目には「学ぶ」から「考える」に価値がシフトする。たとえば戦国時代などというのはその典型だ。いかにして相手に勝つか、考えに考えて考え抜いた者だけが生き残る。豊臣秀吉は朝鮮出兵をした際に、朝鮮の高級官僚を捕虜として連れてきた。科挙を通過した超エリートである彼らは、秀吉の家臣らに謁見した際に、こんな感想を抱いたという。「こんな学識のない野蛮人どもがのさばり、天下をとっているとは……なんという国だ!」
東大卒に勝てる戦場は「芥川賞芸人」に聞いたほうがいい!?
第6回
知的下剋上せよ!鳩山式勉強法が避けた「致命的なムダ」とは?
津田 久資
あなたは1日の仕事時間のうち、どれくらいを「考える」のに使っているだろうか?5分? 50分? 5時間?研修の場でこの質問をすると、「5時間くらい」と答える人がけっこういる。だが、仕事中に5時間も考えている人材などというのはまず存在しない。むしろ、そういう人は、ビジネスパーソンとしてはあまり役に立たない可能性すらあるくらいだ。
知的下剋上せよ!鳩山式勉強法が避けた「致命的なムダ」とは?
第5回
思考力のない「頭のいい人」ほど“そうそう&たしかに”を連発する!?
津田 久資
「考えるとはどういうことですか? その人がものを考えているか、考えていないか、両者を分ける目印は、何だと思いますか?」と研修の場で質問をしてみることがある。よくあるのが、「具体的な成果が出ているかどうかで決まる」という答えだ。しかしこれは正確ではない。なぜなら、考えるというのは、ある種のプロセスであり、その成果物が現に存在するかどうかは関係がないからである。
思考力のない「頭のいい人」ほど“そうそう&たしかに”を連発する!?
第4回
一流の人ほど自分の「嗅覚」を疑い、三流の人ほど「ひらめき」に賭ける
津田 久資
ある広告企画に関してライバル会社であるX社とY社でコンペになった。どちらの会社もリソースは互角で、与えられた時間も等しく2週間あったとする。それにもかかわらず、コンペの結果、採用されたのはY社の企画だった。とはいっても、Y社はずば抜けて素晴らしいアイデアを出したというわけではない。率直に言えば、X社が提案していてもおかしくない堅実な案だった。なぜこの差がついてしまったのだろうか?
一流の人ほど自分の「嗅覚」を疑い、三流の人ほど「ひらめき」に賭ける
第3回
幅広い戦略アイデアを出せる人は「狭く、狭く、狭く」考えている
津田 久資
お菓子メーカーA社、B社は、お互いに競合するチョコレート菓子の製品を持っている。ここ最近、どちらの商品も同じように売上が落ちており、両社は戦略を再検討することになった。しかし結果は……B社の圧勝だった。A社商品の売上不振は解消せず、リニューアルの開発コストだけが積み上がることになったのである。なぜそうなってしまったのか?
幅広い戦略アイデアを出せる人は「狭く、狭く、狭く」考えている
第2回
仕事ができない高学歴にも「バカの壁」が付きまとう
津田 久資
まずお断りしておくと、何を隠そう、この僕自身も灘高校・東大法学部の卒業生である。学生時代はそこそこ勉強ができたし、「自分は頭がいいのかも……」と思ったことが一度もないと言えば嘘になる。そんな僕も大学卒業後に、広告代理店の博報堂や戦略コンサルファームのボストン コンサルティング グループ(BCG)で働く中で、いやになるほど敗北を味わった。
仕事ができない高学歴にも「バカの壁」が付きまとう
第1回
“ヒット商品が出ない人”に共通する「しまった!!」の敗北とは?
津田 久資
あるテレビ番組を見ていたときのこと。「みんなに人気のパン」ランキングが紹介されていた。3位はあんパン。2位はメロンパン――。では、1位は? クリームパン?ジャムパン? カレーパン? いろいろな答えが思い浮かんだと思う。では、実際に1位だったのは?
“ヒット商品が出ない人”に共通する「しまった!!」の敗北とは?
新着
業界
学び
特集
書籍
業界
製造業 銀行・証券・金融 保険 建設・不動産 コンサル・士業 商社 運輸・物流 IT・通信 AI・テクノロジー エネルギー 医療・製薬 食品・農業 小売・外食 サービス・エンタメ メディア・広告 スタートアップ・新規事業 教育 財閥・学閥 予測・分析
学び
経営・戦略 マネジメント ビジネス課題 ビジネススキル 営業・マーケティング マネー・投資 相続・節税 年金 キャリア・働き方 受験・子育て 教養