熊谷昭彦
第7回
リーダーシップやチームワークの思想も変わりつつあるGEの組織文化
GEは「世界33万人の社員全員がリーダーシップを発揮する」というフィロソフィーを持っている。ここで言う「リーダーシップ」は、ポジションではなく、「変化を起こし、人を元気づけたり、動機づけることのできる影響力」を意味している。ただし、その目指すべきリーダーシップのあり方について、近年見方が変わってきている。

第6回
GEに導入された、新たな上司・部下間のカジュアルなレビュー/コミュニケーション手法
GEで長らく親しまれてきた人事制度「セッションC」や評価基準の代名詞ともなっていた「9ブロック」が、大幅刷新されたことを前回紹介しました。ものづくり+デジタルサービスの勝者をめざして大変革をめざすGEが、経営戦略の転換とともに人材育成や組織文化の刷新をも図ろうとしているためです。さらに、上司と部下の日ごろのコミュニケーションやレビューの方法も変化しています。今回はその点について日本人唯一のコーポレートオフィサーである熊谷昭彦・GEジャパン社長兼CEOに聞きます。

第5回
成果主義は変わらないがレーティングしない!GEの評価基準「9ブロック」は過去のものに
GEで長らく親しまれてきた人事制度「セッションC」や評価基準の代名詞ともなっていた「9ブロック」が廃止され、大幅刷新されました。というのも、ものづくり+デジタルサービスの勝者をめざして大変革をめざすGEが、経営戦略の転換とともに人材育成や組織文化の刷新をも図ろうとしているためです。その具体的な手法や狙いについて、日本人唯一のコーポレートオフィサーである熊谷昭彦・GEジャパン社長兼CEOに聞きます。

第4回
GE社員33万人の“バイブル”だった行動指針「GEバリュー」を変えた真意
GE社員33万人のバイブルだった行動指針「GEバリュー」は、2015年に新たな「GEビリーフス」に変更されました。ものづくり+デジタルサービスの勝者をめざして大変革をめざすGEが、経営戦略の転換とともに組織文化の刷新をも図ろうと提示した行動指針「GEビリーフス」の狙いとは?そして、全社員からアイデアを募って決定された日本語訳に込められた思いとは?日本人唯一のコーポレートオフィサーである熊谷昭彦・GEジャパン社長兼CEOに聞きます。

第3回
エリック・リースに学んだ「ファストワークス」GE社員33万人に浸透するためのカギは?
GEは得意としてきた産業インフラ事業のハードウェアだけでなく、新たな挑戦としてそこから集めたビッグデータを分析し、産業インフラ機器をより効率的により安全に運用できるソリューションを併せて提供する“デジタル・インダストリアル・カンパニー”を目指しています。その途上では、会社を変えるにはカルチャーを変える必要があると考え、社員の意識変革にも挑んできました。社員33万人の組織でカルチャーを変えるカギは「まずトップから」にあるようです。

第2回
“デジタル・インダストリアル・カンパニー”実現に向けてGEが目指す3つの柱
GE124年の歴史で9人目のトップとなる現会長兼CEOのジェフリー・イメルトは、社史上最大の売りと買いともいわれた、金融事業のGEキャピタル売却と仏アルストムの発電・送配電事業買収を総仕上げとして、産業インフラ部門に集中する大規模なポートフォリオ入れ替えを進めてきた。そしてここにきて、彼はGEをもう一歩先に進めるため、さらに新しい挑戦に踏み出している。

第1回
マーケティング発想のできる発明王エジソンそのスピリットを継ぐGEの次の一手とは?
変革をリードするGEがいま、また大きく変わろうとしている。「第4次産業革命」ともいわれる技術革新が押し寄せるなか、ものづくりのみならず、人事評価制度や組織のカルチャーまでも変えて大変革を起こそうとしている。「デジタル・インダストリアル・カンパニー」への変換という戦略の狙いや、それを実践する現場の受け止め方とは?
