大坪稚子
ハウステンボスが中国企業と破談して佐世保市が胸をなで下ろす理由
唐突な“婚約解消”だった。2010年に旅行会社のエイチ・アイ・エスの傘下に入って再建を果たしたテーマパークのハウステンボス(長崎県佐世保市)と、中国の投資会社、復星集団との資本提携交渉が突如打ち切られたのだ。ハウステンボスは復星集団の出資で中国からの送客を期待でき、同集団はテーマパークの運営ノウハウを吸収できる。まさにウィンウィンの提携話だった。

第149回
発売から27年になるサントリー食品インターナショナルのコーヒー飲料「BOSS」(以下ボス)で異変が起きている。2017年4月に発売したペットボトルコーヒー、「クラフトボス」が初年度にいきなり1000万ケースの売り上げを達成、18年度は2度も計画を上方修正し、前年度比2.6倍の2600万ケースの売り上げを見込む。サントリーの飲料事業においても久々の大ヒットである。

花王が“究極の洗剤”で攻勢に出る。その名も「アタックZERO」。花王の澤田道〓(隆の間に一)(さわだ・みちたか)社長も「汚れゼロ、臭いゼロ、洗剤残りゼロ、花王史上最高の洗浄力」と強気だ。

予約は入っているのに客が来ない――いわゆる"ドタキャン"。無断キャンセルによる損失は年間2000億円にもなり、経営者を悩まさせている。その実情を打破するため、開発された予約確定アプリ「トレテル」を紹介する。

「結果にコミットする」の宣伝文句で知られるRIZAPだが、RIZAPグループ(以下ライザップ)は業績でコミットできないことが明らかになった。

東京都新宿区のJR中央・総武線市ケ谷駅近くにあったかつてのシャープ東京本社。今ここにある看板は赤いロゴの「TKP」。ティーケーピー(TKP)は貸会議室で急成長を遂げているマザーズ上場企業だ。
