2019.10.10 ノーベル化学賞・吉野彰氏の予言「バズワードは実現する」 2019年のノーベル化学賞が、旭化成名誉フェローの吉野彰氏ら3人に授与されることに決まった。吉野氏はパソコンやスマートフォン、電気自動車(EV)などの内部に組み込まれる「リチウムイオン2次電池」の発明者の1人。過去の業績によって国内外の化…
2019.7.21 スゴ腕!贋作者列伝、「巨匠たちの霊の手助けで制作」と主張した猛者も 誰でも、最初は先達の作品(美術品)を模倣することから始める。美術品のコピーを制作するだけなら犯罪にはならないが、「贋作」を販売すれば、立派な詐欺行為となる。とはいえ、おカネが動機とは限らない、贋作者たちの屈折した内面に秘められた心…
2019.3.25 政府の障害者雇用促進法「改正案」が民間企業で悪評ふんぷんの理由 昨年から今年にかけて、世間を騒がせてきた「障害者雇用の水増し問題」は、収束に向かうどころか、さらに混迷の度を深めている。政府は3月19日、「障害者雇用促進法」の改正案を閣議決定し、国会に提出した。公的機関には、お粗末だったチェック機…
2019.2.14 ローソンの未来型コンビニを支える、帝人の在庫管理システムの凄さ 過去数年、世界の家電メーカーが一堂に会する総合見本市のCEATEC JAPANは、東アジアで台頭する韓国や中国で開かれるイベントに出展社を奪われて、盛り上がりに欠ける状態が続いていた。ところが、2018年のCEATECは、様子が違った。初日である10月16…
2019.2.4 三菱ガス化学がサウジ合弁事業で難局、国家改造の「とばっちり」か 世界第2位のメタノール(基礎化学品)の供給事業者である三菱ガス化学が、中東最大の資源国サウジアラビアで難しい局面を迎えている。
2019.1.25 【住友化学】「なんとなく総合化学」を返上、海外成長を目論む論理と課題 住友化学は、10年以上続けた「事業ポートフォリオ改革」の結果、2017年度はコア営業利益2626億円のうち、大型汎用品は36%、高付加価値品は64%となり、過去最高益を出した。さらなる課題は何か。
2018.11.30 「プラスチックの海洋流出問題」にドイツの素材メーカーが取り組む理由 ドイツを代表する製薬メーカーのバイエルから素材部門が分離・独立して3年以上が経つ。化学の領域で成長するために、自らスピンアウトする道を選んだコベストロの連結売上高(2017年度)は、約141億ユーロ(約1兆8200億円)と前期比で18・8%伸びて…
2018.11.20 ドコモとAGCが5G時代に世界市場を狙う「窓の基地局」とは 近い将来、モバイル通信に関する“日本発の独自技術”で、再び世界の市場を席巻できるかもしれない。11月7日、携帯電話で最大手のNTTドコモとガラスで最大手のAGC(旧旭硝子)は、世界初となるモバイル通信用の専用機器(既存の窓ガラスを通…
2018.11.12 LIXIL創業家が2代続けて「プロ経営者」更迭、発表で株価は下落 近年のLIXILグループの動向を一口で言うと、「どこか中途半端でやり方が拙い」となるだろう。11月1日から、創業家2代目の潮田洋一郎取締役会議長(64歳。写真)が、約7年ぶりに持ち株会社の代表取締役会長兼CEOに復帰したことで、新体制に移行し…
2018.11.9 インフルを最短5秒で診断する機器も、老舗化学企業デンカの意外な仕事 中堅ながら、世界一の製品を複数持つ化学メーカーのデンカは、今期の連結売上高4100億円、営業利益360億円と、2期連続で過去最高を更新する見込みにある。近年は、2005年の本社移転まで90年続いたタコツボ化した組織にメスを入れ、業態の再設計を進…
2015.7.24 世界一の“M&A助言会社”になる――渡辺章博(GCAサヴィアン代表取締役社長) 国内需要を縮小させる“少子高齢化”が進む中で、日本企業がさらなる成長を模索するための手段の1つとして、国境を超えるM&A(企業の買収・合併)がある。日本企業による外国企業のM&Aは、すでに30年の試行錯誤の歴史を持つが、国内では未だ…