
岩本大輝
ホテル業界はただ単純に「復活」するというよりも、コロナ禍になる前からの課題に向き合い、「再生」に向けた取り組みが必要だ。「供給過剰」「極端な値下げ」「人手不足もとい業界離れ」「量より質を追うインバウンドへの転換」のホテル業界「4大課題」を解説する。

新型コロナウイルスは旅行業界に多大な影響を与えているが、欧米の旅行業界には明るく力強い変化の兆しを見ることもできる。本稿では2021年12月に開催された世界最大の富裕層旅行商談会に筆者が実際に参加し、現地で見聞きした様子から、世界の富裕層旅行のトレンドと日本市場の可能性について考えてみたい。

コロナ禍においても堅調・好調を維持しているホテルがある。小規模なラグジュアリーリゾートだ。3件の事例を通して、勝因を分析してみたい。

新型コロナウイルスの影響で大打撃を受けているホテル業界。宿泊者数の減少は明らかであり、厳しい状況に追い込まれている事業者も少なくない。一方で、その影響は均一ではなく、エリアやホテルタイプ、出店モデルによっても大きく状況は異なっている。各種データを基に、そうした濃淡が異なっている状況を解説する。
