2025.1.4 次期戦闘機「日英伊共同開発」は“伏魔殿”か、防衛産業の新たな境地か? F2戦闘機の後継の次期戦闘機開発で日本と英国、イタリアがタッグを組む合弁会社設立が決まった。日本の防衛産業にとって米国以外の国との初めての共同開発だが、運用要求や巨額資金、開発・生産など分担は各国の利害・思惑がからむ。新たな経験やノ…
2024.6.29 ロシア軍需産業の底力とアキレス腱、戦車は7倍増産も工作機械「中国依存」が7割 ウクライナ侵攻は膠着状態の消耗戦の様相だが、ロシアはプーチン大統領の檄の下で防衛産業は増産に躍起で最大メーカーのロステックは昨年1年で戦車は7倍、軽装車両は4.5倍の増産だ。ただ工作機械は7割を中国から輸入し半導体や砲弾も他国依存が強ま…
2024.2.28 ウクライナ戦争3年目はロシア有利に、経済制裁を抜け穴と中印シフトで切り抜けた ウクライナ戦争の2年間、ロシアは欧米の制裁の抜け穴を活用しながら中国やインドとの連携強化で苦境を巧みに切り抜け“長期戦”への移行を進めた一方で、ウクライナは頼りの欧米からの物資支援の先細りが懸念される。GDP(国内総生産)規模やエネル…
2023.11.10 半導体「横流し」規制を米国が21カ国へ拡大、“戦略物資化”で危惧される日本のアキレス腱 米国の先端半導体の禁輸を中国以外の21カ国にも広げる措置はそれらの国を経由した軍事転用の「横流し」を防ぐ狙いだ。ウクライナ戦争でもロシアへ同様の横流しが起きており、規制強化で半導体の戦略物資化がさらに強まる。
2023.8.23 ロシアに経済制裁が効かない理由、ロシア経済の「打たれ強さ」に死角はあるか かつてない規模の経済制裁でもロシア経済は「打たれ強さ」が目立つ。エネルギーや農業の輸出競争力、豊富な金産出・保有に加え制裁に「抜け穴」があるからだ。戦争長期化でもプーチン体制が経済面から弱体化する可能性は高くないが、鍵を握るのはエ…