小野圭司

小野圭司

防衛省防衛研究所主任研究官

おの・けいし/1963年兵庫県生まれ。京都大学経済学部卒業後、住友銀行勤務を経て97年に防衛庁防衛研究所に入所。専門は戦争・軍事の経済学、戦争経済思想。著書に『いま本気で考えるための日本の防衛問題入門』『日本戦争経済史』など。

トランプ時代の日本の安全保障負担、米艦艇の補修支援や防衛装備共同開発にシフト!?
小野圭司
トランプ政権との関税見直し交渉で防衛費増額などの日本の安全保障負担問題がくすぶるが、すでに日本の駐留米軍兵数や駐留経費負担は世界でトップだ。日米安保の負担は「金額として現れる」ものではなく、米艦艇の維持補修支援や防衛装備品の共同開発での貢献が重要になってきている。
トランプ時代の日本の安全保障負担、米艦艇の補修支援や防衛装備共同開発にシフト!?
ロシア経済は停戦合意で「反動不況」突入?戦争景気とグローバルサウス依存のマイナス効果
小野圭司
ロシア経済は国防支出増による戦時経済と経済制裁を機にしたエネルギー・資源価格高騰の恩恵でグローバルサウス諸国への輸出を増やすなど予想以上の強さを維持してきた。停戦となれば反動不況やグローバルサウスへの“依存”が進む皮肉な状況に陥る可能性がある。
ロシア経済は停戦合意で「反動不況」突入?戦争景気とグローバルサウス依存のマイナス効果
次期戦闘機「日英伊共同開発」は“伏魔殿”か、防衛産業の新たな境地か?
小野圭司
F2戦闘機の後継の次期戦闘機開発で日本と英国、イタリアがタッグを組む合弁会社設立が決まった。日本の防衛産業にとって米国以外の国との初めての共同開発だが、運用要求や巨額資金、開発・生産など分担は各国の利害・思惑がからむ。新たな経験やノウハウを得る機会だが手ごわいパートナーとのせめぎあいが待っている。
次期戦闘機「日英伊共同開発」は“伏魔殿”か、防衛産業の新たな境地か?
ロシア軍需産業の底力とアキレス腱、戦車は7倍増産も工作機械「中国依存」が7割
小野圭司
ウクライナ侵攻は膠着状態の消耗戦の様相だが、ロシアはプーチン大統領の檄の下で防衛産業は増産に躍起で最大メーカーのロステックは昨年1年で戦車は7倍、軽装車両は4.5倍の増産だ。ただ工作機械は7割を中国から輸入し半導体や砲弾も他国依存が強まるアキレス腱を抱える。
ロシア軍需産業の底力とアキレス腱、戦車は7倍増産も工作機械「中国依存」が7割
ウクライナ戦争3年目はロシア有利に、経済制裁を抜け穴と中印シフトで切り抜けた
小野圭司
ウクライナ戦争の2年間、ロシアは欧米の制裁の抜け穴を活用しながら中国やインドとの連携強化で苦境を巧みに切り抜け“長期戦”への移行を進めた一方で、ウクライナは頼りの欧米からの物資支援の先細りが懸念される。GDP(国内総生産)規模やエネルギー自給などの経済力格差が今後、ロシアに有利に働く可能性が高い。
ウクライナ戦争3年目はロシア有利に、経済制裁を抜け穴と中印シフトで切り抜けた
半導体「横流し」規制を米国が21カ国へ拡大、“戦略物資化”で危惧される日本のアキレス腱
小野圭司
米国の先端半導体の禁輸を中国以外の21カ国にも広げる措置はそれらの国を経由した軍事転用の「横流し」を防ぐ狙いだ。ウクライナ戦争でもロシアへ同様の横流しが起きており、規制強化で半導体の戦略物資化がさらに強まる。
半導体「横流し」規制を米国が21カ国へ拡大、“戦略物資化”で危惧される日本のアキレス腱
ロシアに経済制裁が効かない理由、ロシア経済の「打たれ強さ」に死角はあるか
小野圭司
かつてない規模の経済制裁でもロシア経済は「打たれ強さ」が目立つ。エネルギーや農業の輸出競争力、豊富な金産出・保有に加え制裁に「抜け穴」があるからだ。戦争長期化でもプーチン体制が経済面から弱体化する可能性は高くないが、鍵を握るのはエネルギー価格の動向だ。
ロシアに経済制裁が効かない理由、ロシア経済の「打たれ強さ」に死角はあるか
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