最下層からの成り上がり投資術!
2016年11月22日公開(2016年11月22日更新)
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「最下層からの成り上がり投資術!」

著者・コラム紹介

最下層からの成り上がり投資術!

藤井英敏 ふじい・ひでとし

カブ知恵代表取締役。日興證券、フィスコ等を経て05年にカブ知恵を設立。歯に衣着せぬ語り口が個人投資家に人気。雑誌「ザイ」をはじめ多方面に活躍中。

藤井 英敏

トランプノミクスにより日経平均は1万8000円台に!
東証マザーズ市場は出遅れているが、むしろ今は
「クリスマス&年末ラリー」に向けた仕込みの時期!

 「トランプノミクス」を評価する格好で、日米株式市場が強い動きを続け、外国為替市場ではドル高・円安が進行しています。

 まず、11月21日のNYダウは、前週末比88.76ドル高の1万8956.69ドルと4営業日ぶりに過去最高値を更新しました。ナスダック総合株価指数は9月22日以来、約2カ月ぶりに最高値を付け、S&P500種株価指数も8月15日以来、約3カ月ぶりに最高値を更新。主要な株価指数3指数がそろって最高値を付けました。

ダウ工業株価平均指数チャート/日足・半年(出典:SBI証券公式サイト
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 また、11月21日の日経平均株価は4日続伸し、前週末比138.61円高の1万8106.02円となり、1月6日以来、およそ10カ月半ぶりに終値で1万8000円大台を回復しました。

日経平均株価チャート/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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 一方、21日のNY外国為替市場では、ドル/円相場は一時1ドル=111円36銭と5月30日以来ほぼ半年ぶりの円安・ドル高水準を付けました。

 足元の東京株式市場では、円安による輸出企業を中心にした上場企業の業績改善期待の高まりから、短期スタンスのヘッジファンド勢に加え、中長期スタンスの投資を行う海外機関投資家も買っていると観測されています。実際、米大統領選挙が実施された11月第2週(7~11日)の外国人投資家の買越額は、4006億円に膨らみました。週間の買越額としては、4月第3週の5320億円以来、約7カ月ぶりの大きさを記録しました。

 一方、11月第2週、個人が2週ぶり売り越しました。売越額は4154億円でした。相変わらず、「順張り・トレンドフォローの外国人」、「逆張り大好き個人」という構図となっています。

 なお、私は、株式投資で成り上がりたいなら、外国人同様に「順張り・トレンドフォロー」をお勧めします。

相場が加熱気味なのは確かだが、
当面の東京株式市場の需給は「上がり易く、下がり難い」

 さて、今後の日経平均株価ですが、私は「強気」です。

 確かに、テクニカル的には、11月21日時点の東証1部の騰落レシオ(25日平均)は137.66%まで上昇し、一般的に「買われ過ぎ」とされる120%を上回っています。また、日経平均株価の11月21日終値は1万8106.02円と、25日移動平均線(11月21日現在1万7336.91円)から4.44%上方乖離しており、若干過熱警戒感も出ています。

 しかしながら、その一方、ここまでの相場の短期的な急騰で、売り方の評価損は大きく膨らでいるはずです。また、ここまでの円安、株高を想定していなかった投資家も多いはずです。

 つまり、今後、相当な悪材料が飛び出さない限り、ピンチに陥っている売り方の損失覚悟の買戻し(踏み)と、出遅れた投資家の買いが十分見込めるため、当面の東京株式市場の需給は、「上がり易く、下がり難い状況」が継続することでしょう。

マザーズの出遅れ修正が始まる可能性は高く
今は絶好の仕込み時期!

 ところで、信用取引を積極的に活用し、短期売買を好み、激しく売買するアクティブ個人にとって、重要なのは大型株よりも中小型株に資金が流入することです。

 11月21日の日経ジャスダック平均は6日続伸し、終値は前週末比13円46銭高の2638円46銭と、1月5日以来、10カ月半ぶりの高値を付けました。このことからも分かるように、中小型株に資金が流入している様子が窺えます。これは非常に明るい兆しです。

 ただし、11月21日の東証マザーズ指数の終値は924.32ポイントと、年初来高値の1230.82ポイントを大幅に下回っています。出遅れ顕著です。マザーズ指数がもう少し回復してこないと、アクティブ個人の完全復活は難しいでしょう。

 しかし、日経平均株価、及び日経ジャスダック平均に対する出遅れ修正が今後発生すれば、個人投資家の相場の体感温度は一気にヒートアップするはずです。現時点では、日本株への投資環境が非常に良好なため、マザーズの出遅れ修正スタートの可能性は非常に高いとみています。それが、今年の「クリスマス&年末ラリー」ということになると考えます。

 なお、11月18日の東証マザーズ指数の終値は918.46ポイントで、13週移動平均線(18日現在923.69ポイント)、26週移動平均線(同953.81ポイント)、52週移動平均線(同944.97ポイント)を全て下回っています。今後、これら3本の中期的なレジスタスラインを超えてこないと、マザーズの出遅れ修正はスタートすらしません。

 ですが、前述したように投資環境は良好なため、「クリスマス&年末ラリー」の実現確度は高く、現在のテクニカル上の弱気サイン点灯状態は、むしろ「仕込み好機」との認識です。

ただし、日経平均株価が今後26週移動平均線を割れるような調整局面に入るようなら、「親亀(日経平均株価)こけたら子亀(マザーズ)もこける」可能性が高いため、日本株からいったん撤収しましょう。

日経平均株価はバンドウォークに移行
上昇トレンドが終了するサインを見逃すな!

 最後に、当面の日経平均株価の想定レンジですが、26週移動平均ベースのボリンジャーバンドのプラス1σ(21日現在1万7275.34円)~同プラス3σ(同1万8550.12円)です。

 メインシナリオは、26週移動平均ベースのボリンジャーバンドのプラス2σ(同1万7912.73円)~同プラス3σ(同1万8550.12円)の間を行き来する、いわゆる「バンドウォーク」です。プラス2σを割り込んだら、プラス1σ~同プラス2σの「バンドウォーク」に移行する見通しです。

 ちなみに「バンドウォーク」とは、ボリンジャーバンドの2本のラインの間を歩くように行き来しながら推移する状態のことで、強いトレンドが継続していることを意味します。

 ただし、プラス1σを割り込むようだと、上昇トレンド継続に「黄色信号」が点灯し、26週移動平均線を割り込むと「赤信号」が点灯すると考えます。逆に、プラス2σを上回っている間は、強力な上昇トレンド発生中で、売り方の損失覚悟の買戻し(踏み)が断続的に入り続けることでしょう。

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