株式投資で儲ける方法&注目銘柄を大公開!
2017年3月1日公開(2017年11月20日更新)
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ザイ編集部

日本株投資で勝つ凄腕ファンドマネジャーの秘策は?
高配当株、中小型株、大型株で好成績を収めている
投信のプロ3人の銘柄選びと売買のポイント大公開!

日本株を投資対象にしている投資信託の中で、日経平均株価やTOPIXなどに勝っているアクティブ型の投資信託は実はそれほど多くない、とても貴重な存在。そんな「勝ち組」の投資信託を運用している凄腕のファンドマネージャーは、銘柄を選ぶ際に何を重要視しているのだろうか?

今回は、ダイヤモンド・ザイの特集「守りの高配当株&攻めの10万円株」から抜粋して、凄腕ファンドマネジャー3人に聞いた日本株投資信託で勝ち続ける秘策を紹介しよう!

割安度も配当利回りで判断!
「高配当株」は減配リスクを避ける

 日経平均株価に勝てないアクティブ型投資信託が多い中、「高配当株」「大型株」「中小型株」の各ジャンルで好成績を収めている投資信託のファンドマネジャーは、何を重要視しているのか?

 まずは、「高配当株」のジャンルで好調な成績を残す「三井住友・配当フォーカス」に注目! 「三井住友・配当フォーカス」は設定してから2倍になっており、ベンチマークのTOPIXと比較しても30%も上回っている。

 「配当株を選ぶときは、配当を維持できるかを最優先に考えます。成長性や増配よりも減配リスクを避けることが大事。配当利回りが高い=配当の割に株価が安いということなので、割安かどうかも配当利回りで見ています。結果として割安で買っているため、株価の値上がりもとれています。4月後半から3月決算企業の決算が発表されますが、この時期は利益の伸びに注目が集まるので、4月から6月が高配当株を割安に買うにはおすすめです」(「三井住友・配当フォーカス」のシニアファンドマネジャーの木村忠央さん)

◆「三井住友・配当フォーカス」の上位10銘柄
  業種 配当利回り 最新の株価
1位  伊藤忠商事(東1・8001)
卸売業 3.5%
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2位  アルプス技研(東1・4641)
サービス業 3.3%
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3位 日鉄住金物産(東1・9810)
卸売業  3.3%
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4位  日産自動車(東1・7201)
輸送用機器 4.1%
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5位  テクノプロ・HD(東1・6028)
サービス業 3.0%
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6位  トヨタ自動車(東1・7203)
輸送用機器 3.1%
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7位  メイテック(東1・9744)
サービス業 3.1%
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8位 アイネット(東1・9600)
情報・通信業 3.2%
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9位  アイティフォー(東1・4743)
情報・通信業 3.2%
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10位  トラスト・テック(東1・2154)
サービス業 3.0%
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「三井住友・配当フォーカス」の木村さんは、銘柄の選択基準について次のように話す。

 「銘柄選択の基準は、『配当利回り』です。減配を避けるために、財務体質がよいことと、地味でも安定的な業績を重視しています。増配期待で銘柄は選びません。それは高い利益成長を予測するのと同じだからです。また、配当政策は経営戦略に関わる事柄なので、企業を訪問しての調査・分析も必ず行なっています。人材関連やクラウド型SIなど、設備投資が不要でストック型ビジネスを展開する企業などに注目しています。高配当銘柄は上げ相場には弱いイメージがありますが、過去の上昇相場でも中長期ではきちんとキャッチアップができています」(木村さん)

正当に評価されていない「中小型株」の変化を狙う

 続いて注目したのは、「中小型株」で2006年の設定来では3倍という圧倒的な成績をあげている「ジェイリバイブ(※運用はSBIアセットマネジメント)」。

 「ジェイリバイブ」の企業調査と投資助言を行うエンジェルジャパン・アセットマネジメントの柳葉徹さんは、こう指摘する。

 「ファンドの成績は短期的には相場全体の影響を受けますが、中長期では銘柄選択がすべて。相場予測やセクター分析ではなく、個別企業を調査します。実は、中小型株の多くは証券会社の担当アナリストがいないため、実力が正当に評価されていない株がたくさんあります。これらの株が何かのきっかけで注目されると株価は大きく上昇します。見ている指標は基本的なものですが、正しい業績予想ができるかが重要です」(柳葉さん)

◆「SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ」の上位10銘柄
  業種 事業内容 最新の株価
1位  ヒラノテクシード(東2・6245)
機械 塗工・化工・熱処理機械を製造。
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2位  日進工具(JQ・6157)
機械 部品加工向けの切削工具に特化。 
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3位 東京精密(東1・7729)
精密機器 半導体製造装置などを製造販売。
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4位  ニチハ(東1・7943)
窯業 窯業系外装材で国内最大手。
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5位  福井コンピュータHD(東1・9790)
サービス業 建設向け専用CADソフトが主力。
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6位  SHOEI(東1・7839)
その他製造業 ヘルメット製造専業で世界首位。
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7位  プレステージ・インターナショナル(東1・4290)
サービス業 専門業務の外部委託を請け負う。
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8位  前田工繊(東1・7821)
その他製造業 道路補強用などの土木資材大手。
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9位  エン・ジャパン(JQ・4849)
サービス業 求人・求職情報をネットで提供。
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10位  ユーシン精機(東1・6482)
機械 取出ロボットの製造で世界首位。
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 なお、業績の成長が予想できるものの中でも、主に割安な銘柄を選択しているという。

 「事業が面白くて財務と業績が安定している中小型銘柄から、株価が下がって割安になっている銘柄を厳選。堅実な成長を狙います。ただ、割安で放置されないためには『トリガー』も必要。

 たとえば、『福井コンピュータHD(9790)』は、社長交代を機に販売力が強化され、株価が上昇しました。こうした変化をいち早くつかむため、企業のトップに定期的に話を聞くことを重視しています。見過ごされがちですが、中小型株は「宝の山」。銘柄選択さえ間違えなければ、中長期では株価の上昇期待も大きい。為替やマクロ景気の影響を受けにくいことも魅力のひとつです」(柳葉さん)

「大型株」は利益成長と比較して割安な株をセレクト

 最後に、「大型株」のジャンルで2000年の設定来で約2倍、TOPIXにも+61倍と好調な成績を残す「フィデリティ・日本成長株・ファンド」を紹介しよう。

◆「フィデリティ・日本成長株・ファンド」の上位10銘柄
  業種 事業内容 最新の株価
1位  ミスミグループ本社(東1・9962)
商社 FA・金型用部品のミスミが中核。
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2位  ソフトバンクグループ(東1・9984)
通信 モバイルとネットが主力事業。
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3位 マキタ(東1・6586)
電気機器 電動工具で国内トップシェア。
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4位  リンナイ(東1・5947)
非鉄金属・
金属製品
ガス器具を国内外で製造販売。
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5位  三菱UFJフィナンシャル・グループ(東1・8306)
銀行 国内最大規模の金融グループ。
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6位  三浦工業(東1・6005)
機械 ボイラーの製造販売・保守点検。
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7位  キーエンス(東1・6861)
電気機器 各種センサー・測定機器の大手。
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8位  ヤマハ発動機(東1・7272)
自動車・
自動車部品
国内外での二輪車事業が主力。
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9位  ニトリHD(東1・9843)
小売業 家具のチェーン店を全国展開。
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10位  ダイキン工業(東1・6367)
機械 エアコンのシェアは世界トップ。
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 フィデリティ投信の丸山隆志さんは銘柄選択基準についてこう話す。

 「独自の製品や強固なビジネスモデルがあるなど、高い成長力を備えた銘柄に投資しています。たとえば、組入比率1位の『ミスミグループ本社(9962)』は、ITを活用したFA・金型用部品販売の独自モデルにより、中長期で大きな成長が期待できます。そうした企業の発掘には、将来の企業価値の多角的な調査・分析が欠かせません。仕入れ先や関係会社、競合他社まで調査しています。また、利益成長と比べて割安と思われる水準で投資を行なっています。外部環境が不透明でも、その中で一段と競争力が向上する銘柄などに今後とも注目していきたいと考えています」(丸山さん)

 さて、ここまで3つのジャンルの投資信託のファンドマネジャーが、銘柄選択でどのような点を重視するか紹介してきた。こうしたプロの視点も参考に、銘柄を選んでみよう。

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