ネット証券会社比較
【第46回】 2012年9月28日公開(2016年7月14日更新)
ザイ・オンライン編集部

「チャート」から即、株が買える!
投資家に人気のあのシステムがさらに進化

【図表1】株式と先物・オプション取引に対応する新ツール「livestarR」。発注機能と情報機能がワンパッケージされた。拡大画像表示

 激安ネット証券として知られるライブスター証券が、9月2日から提供を開始した無料の新取引ツールが「livestar R」【図表1】

 実はこのツール、多くのトレーダーたちが知っているツールに、ライブスター証券独自の機能を加えたものだ。今回登場した新取引ツールは、「livestar R」(PC用ダウンロード版)、「livestar WEB」(PC用ウェブ版)、「livestar MOBILE」(携帯電話対応版)の3種類。なおスマートフォン版は、この秋~冬にリリース予定だ。ここではPC用ダウンロード版の「livestar R」について紹介しよう。なお、livestar Rは、株式と先物・オプション取引に対応しているツールだ。

ライブスター証券といえば、手数料の安さが特徴。株や先物取引などで、大手ネット証券に比べても割安な手数料でサービスを提供している。従来の取引ツールは、注文機能の多さは目立っていたものの、株価チャートや投資関連のニュースなど株価の分析機能と発注機能は別々に分かれていた。

livestar Rは発注機能に加えて、銘柄一覧やチャート、ランキング、歩み値情報、ニュースなどがオールインワンパッケージ化されたため、従来より情報チェックから発注まで操作がスムーズになったと予想できるが、まずは実際に使ってみることにする。

あの証券会社で見た取引ツールと同じ!?

 早速、livestar Rをダウンロードして起動してみたところ、すぐに他の証券会社でも利用されている「SPRINT」系ツールだとわかった。たとえば、本連載の5月16日の記事で紹介したGMOクリック証券「スーパーはっちゅう君」ともよく似ている。テクニカルチャートの描画機能などは、ほぼ同じだ。

 実はこれと同系統のツールは、GMOクリック証券だけでなく、野村ネット&コール、松井証券マネックス証券にも採用されている【図表2】。株式・先物のトレードツールとしては現在、もっともポピュラーで、高機能なツールの1つと言える。

【図表2】「livestar R」は他社の同様ツールと比較しても注文機能が充実している。

 特に、これまで同様のツールを利用してきた人にとっては、証券会社を乗り換えても違和感が少ないだろう。手数料や取引機能などの条件を比較して、より使い勝手がいい証券会社を選ぶことができる。

新機能「チャート発注」でリアルに損益をつかむ

【図表3】「株式スピード注文」の画面。板上でマウスをクリックして注文操作が可能。逆指値も発注できる。拡大画像表示

 これらのツールに共通した特徴の1つが、高速発注が可能な「板注文」の機能を備えている点だ。livestar Rでは「スピード注文」と呼んでいる【図表3】。気配板上の価格の横をダブルクリックするだけで、すぐに発注できる。また、板上に表示された注文数量をドラッグ&ドロップするだけで、注文価格の訂正ができるなど、使い勝手がとてもシンプルだ。

 しかし、基本は同じツールとはいっても、前ページの【図表2】のように各社で少しずつ機能には違いがある。livestar Rは、気配板からの発注機能で逆指値注文が可能だったり、「OCO(指値と逆指値の同時発注)」「IFDO(注文が約定したら売りや返済注文を自動発注)」といった自動売買機能があったりなど、特殊注文の数が他社より多いのが特徴といえる。

 従来からライブスター証券では、「OCO注文」が使えたのだが、それは現物売りや建て玉の返済時のみだった。livestar Rでは、現物買いや新規建てでもOCO注文が使えるようになった。また「逆指値注文」も従来の損切り用だけでなく、現物買いや新規建ての際にも設定が可能になっている。さらに逆指値では「トリガー」を設定できるため、条件価格に達した場合に成行だけでなく、トリガー価格±何tickに指値するかまで指定できる。発注の自由度では、ネット証券のなかでも1、2を争う多機能さを誇る。

【図表4】チャート注文の実際の画面。発注した価格が即座にチャート上に表示される。拡大画像表示

 もう1つの独自機能が、チャート画面からの発注だ。対象となる銘柄のチャート上で右クリックするだけで、その価格で即座に発注したり、注文板を呼び出したりできる。

 発注を出した直後から、その価格がチャート上に表示されるのも特徴だ。【図表4】は、5分足のチャートから注文を出した状態だが、現値のライン(2万5300円)、注文を出した価格のライン(2万6510円)がチャート上に引かれている。ここでは「高値2万6500円を突破したら現物買い注文が出る逆指値」を設定している。チャート上で視覚的に高値・安値といった節目を確認しながら、シカケや手じまいのポイントを決めておき、即発注までできる点が便利だ。

取引システムも9月からリニューアル

 今回のlivestar Rシリーズのリリースは、ライブスター証券の証券取引システムの強化と同じタイミングで行われた。取引に関わるバックシステム全体を入れ替える大規模なリニューアルで、9月2日から「新証券取引システム」として稼働している。

ライブスター証券では、この新証券取引システムのリリース記念として、「手数料無料キャンペーン」を実施している。証券総合口座、信用取引口座、先物取引口座のどれかを開設すると、口座開設から40営業日の間は、その口座のすべての取引が手数料無料となる。無料期間が終わっても、株や先物のコストは業界最安水準だ。この機会に新しい取引ツール「livestar R」を試してみてはいかがだろうか。

(取材・文/久保田正伸)

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※2016年12月2日時点の情報です。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。ランキングは、1約定ごと(10万円)の売買手数料を基準に作成。

 

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