個人投資家の「株で勝つ!」投資手法を徹底解剖!

個人投資家⇒機関投資家へ!元カリスマ投資家・五月さんが語るプロ転向の理由とは?なぜ、カリスマ個人投資家・五月さんは機関投資家になったのか(その3)

2013年8月23日公開(2025年3月18日更新)
ザイ・オンライン編集部
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 2005年7月に65万円の資金で株式投資を始め、7年半で2000倍近い驚異的なパフォーマンスを記録した個人投資家・五月(ごがつ)さんこと片山晃さんが「ひふみ投信」を運用するレオス・キャピタルワークスに「シニアアナリスト」として入社した。

ひふみ投信」は銀行や証券会社を介さず、投資家に直接販売する独立系投信として、2008年10月に運用が開始された投資信託で、中小型の成長株を中心に投資する運用方針で、2013年7月31日時点の設定来騰落率は198.22%と、5年弱で基準価額が約2倍になる優秀なパフォーマンスを叩き出してきた。

 「R&Iファンド大賞2012」では「国内株式部門」の最優秀ファンド賞、「R&Iファンド大賞2013」でも優秀ファンド賞を受賞するなど、業界内でも注目を浴びるファンドへと成長し、現在ではSBI証券楽天証券マネックス証券などの大手ネット証券でも「ひふみ投信」と同じマザーファンドの投資信託「ひふみプラス」を取り扱う会社が増えてきている。

「ひふみ投信」の基準価額と純資産額の推移。中小型の成長株を中心に投資するスタンスが功を奏し、日経平均株価が必ずしも堅調でなかった時期にもかかわらず、基準価額は5年弱で2倍に!

 そんな日本でトップクラスの日本株ファンドの運用チームに、元カリスマ個人投資家の五月さんがアナリストとして加わった。前々回(資産2000倍の元カリスマ個人投資家・五月さんは、なぜ「ひふみ投信」に入ったのか?)、前回(入社2カ月で早速ホームランをかっ飛ばした!「ひふみ投信」に加わったカリスマ個人投資家の実力とは?)の記事では、五月さんを採用した「ひふみ投信」のファンドマネジャー・藤野英人さんに話を聞いたが、今回は五月さん本人に直撃したインタビューを掲載する。

 その前に、改めて五月さんの個人投資家としての経歴を紹介しておこう。

7年半で資産を2000倍近くに増やした個人投資家

元個人投資家・五月さん(30歳)。05年にドラマ『ビッグマネー!~浮世の沙汰は株しだい』(フジテレビ系)を見て株式投資を始める。当初はデイトレード中心だったが、09年以降は中小型株の中長期トレード中心に。シナジーマーケティングやエスクリなど、数倍になる銘柄を発掘し、7年半で資金を約2000倍にまで増やしたカリスマ投資家として、ダイヤモンドZAiなど各種メディアにも登場していた。

 現在30歳の五月さんが投資を始めたのは2005年7月。株式投資を描いたドラマ『ビッグマネー!~浮世の沙汰は株しだい』(フジテレビ系、原作は石田衣良の小説「波のうえの魔術師」)を見たことがきっかけだった。

 その後、日本株市場が決して好調とは言えず、しかも2006年1月のライブドアショックや2008年9月のリーマン・ショック、2011年3月の東日本大震災という大きな株価急落局面もあったにもかかわらず、7年半で資金を2000倍近くまで増やす驚異的なパフォーマンスを記録し、「ダイヤモンドZAi」でも2011年4月号(2011年2月21日発売号)や2012年10月号(2012年8月21日発売号)などに登場してもらったカリスマ投資家だ。

 投資を始めた当初はデイトレなどの短期売買が中心だったが、2009年に資産が5000万円を超えたあたりからは中小型株の中長期投資が主体になる。もともと「決算書などの裏に見える企業のストーリーに興味がある」と語っていた通り、決算や業績の上昇修正のような適時開示などの公開情報を分析して、その銘柄が割安かどうか、割安が解消されるきっかけがあるのかを予測することで、数カ月で株価が2~10倍になるような銘柄をいくつも発掘してきた。

 昨年末には資産が当初資金の2000倍近くまで膨れ上がり、すでに個人投資家として大きな成功を収めていたにもかかわらず、五月さんはなぜ機関投資家になるべく「ひふみ投信」のアナリストになったのか。

ひふみ投信」を運用するレオス・キャピタルワークスに入社する経緯から現在の仕事の内容、五月さんが見据える「ひふみ投信」の未来像まで、とことん聞いてみた。

自分に合っていない相場では
個人の運用をやめるのが得策だった

 もっとも気になるのは、なぜ個人投資家としてすでに大きな成功を手に入れた五月さんが、「ひふみ投信」を運用するレオス・キャピタルワークスに入社したのか、という点だ。どういう経緯で入社することになったのだろう?

「まず、今年の1月に自分の資金での積極的な運用をやめて、それから2カ月くらいは適当に相場をやっている期間があったんです。そのときに、知り合いで結構大きなヘッジファンドのファンドマネジャーをやっている方に『機関投資家の仕事をやってみてもいいんじゃないか。きっと向いているよ』と、けし掛けられたんですね。で、それを真に受けてしまったというか、悪くないかなと思ったんです。そのときにたまたま以前から知り合いだった『ひふみ投信』の方が辞めるという話を耳にしたので『なぜ辞めるのか』という話を聞きにいくことになったんです。その前に一応、『今度、レオス・キャピタルワークスの話を聞かせてもらいます』と、以前から知り合いだった藤野さんにツイッターのダイレクトメッセージを送っておいたら、『僕とも話しませんか』という連絡がありました。それが3月の中旬くらいの話で、そのあとは何回か話を重ねて、具体的な話が進んで、5月に入社することになりました」

「自分の資金での積極的な運用をやめた」というのは、五月さんが今年2月初めにブログに書き込んだ「株式市場からの撤収宣言」のこと。五月さんが撤収宣言をした理由は「相場が自分に合わなくなったから」だ。

 昨年12月中旬以降、「アベノミクス相場」に逆張りして、資産の約30%の損失を出したのだが、「撤収宣言」は大きな損失を被ったことだけが原因だったのか。それとも個人投資家として、10億円という大台を超えたことでモチベーションが下がり、機関投資家で運用をする、ということを踏まえて、以前から考えていたことだったのだろうか。

「勝っている間は『機関投資家で働く』ということはまったく考えなかったですね。確かに、2012年の後半からは、それなりに勝つつもりでやってはいたけど、以前ほどにはハングリーじゃなくなってしまって、ギチギチにはやってなかった。それでも昨年末までは稼げていたので、それをやめるというのはすごい機会損失だという思いはあったんです。だから、『勝っている間はとりあえず自分で』という感じでした。ただ、今年の1月4日に大きな損切りをしたときに、『もうこれはダメだ』と思ったので、別の道を考えられるようになった」

 確かに30%の損失は巨額だが、しかし五月さんの口座にはまだ多額の資金があったはず。しかも、株式市場はアベノミクス相場で盛り上がっていた時期だ。なぜ株式市場から「撤収」しなければならなかったのか。

「タイミングが合わないときに投資をやっていてもますます減ってしまうので、完全に相場を人生から排除するというのは考えられないことですけど、『とりあえずいったん相場から離れよう』という感じでした。これまで株で稼いだ人たちが消えていったパターンって、やっぱり大きなドローダウンを食らったあとに、『まだ自分はやれる』と思って取り返しにいく欲に取り込まれてしまった部分があったんだと思うんです。実際、30%のドローダウンを取り戻すには、結構なリスクをとっていかないといけないですから、今の『自分に合っていない相場』でそれを目指すと『絶対にさらに減る』という感覚があった。だから、あの時点では投資をやめるのが自分にとって一番得だというふうに思ったんです」

個人の運用に未練がなくなって
機関投資家としてイチから勉強するのもいいかなと思えた

 それまで低迷を続けていた日本株市場で、割安で成長余地のある中小型株に投資することで成功してきた五月さんにとっては、期待先行で大量の資金が株式市場に流入してきたアベノミクス相場には簡単に乗ることができなかった、ということかもしれない。それにしても、株式市場が熱狂に包まれ始めた頃に、よく「個人の運用をやめる」という決断ができたものだ。

「確かに今から考えると『割とすんなりやめられたな』というのはありますね。やっぱりアベノミクス相場に対して、相当うんざりしていたというのがあったんじゃないですかね。これがもっとどうでもいい負け方、例えば『1つの銘柄のファンダ分析をしくじって、上がると思ったら下方修正を食らっちゃいました』という感じだと心が折れなかったと思うんです。次にまた修正すれば絶対に高値を更新できると考えたと思うし、今までそうやってきたので。でも、アベノミクスのような大きな波に対して、あまりにも自分の対応が悪かったから、『まぁこの辺でいいかな』という気持ちになったんでしょうね」

 しかし、個人投資家として十分な成功を収めていた五月さんなら、もう投資自体をやめて、悠々自適に暮らすことも可能だったはずだ。個人の資金での投資をやめるという決断したにもかかわらず、なぜ、機関投資家になってみようと考えたのか。

「常に『何かにチャレンジしていたい』というのはあったんです。今まで作れてなかった動画とか同人誌などの活動(五月さんは同人誌をつくるサークル活動も行っている)が自分のもう一つの柱としてあったので、投資をやめれば創作方面に気が向くかなとも思っていたんですが、なかなかその意欲も沸かなかった。それで、2月以降もちょこちょことトレードをしていたんですが、このままだとあまりに退廃的だなと思っていたんです。そんなときに知り合いに『機関投資家に向いている』という話をされて、『確かに今だったら個人の運用に未練はないし、機関投資家サイドでイチから勉強し直すというのもいいかな』というのがパッと浮かんできたんです」

機関投資家になることで
マーケットの見えなかった部分が見えてくる

 とはいえ、これまで機関投資家を凌ぐ成績を残してきた五月さんが、今から機関投資家として働くというのはやはり常人には理解しがたい。

「個人投資家時代には見えなかった、機関投資家から見える景色を見ることで、マーケットのすべてを見たい」と語る五月さん。

 「でも、今まで専業投資家としてある程度やってきたんだから、マーケットのすべてを知りたくなってこないですか? もし、個人投資家として何百億円稼いだとしても、それは(株式投資の)世界の半分を照らしたに過ぎないわけですよ。もう一方には機関投資家サイドというのがあって、今のままではそちら側は真っ暗。もう一方からの景色もやっぱり見たくなりますよね。で、個人投資家、機関投資家の両サイドを知ることによって、明らかになることって絶対にあると思うんです。物事って多面的に見ていかないと判断ができないと思っているので」

 ただ、もう一生働かなくても済むだけの金額を稼いだとすれば、「マーケットの残り半分なんてどうでもいい」と思うことも可能だろう。スーツを着て、ネクタイを締めて、通勤電車に揺られる生活を逃れたくて株式投資をしている人も多いはずだ。

「うーん、まぁ、そうかもしれないですね。そういう意味でいうと、僕は株が好きなのかもしれないですね。2月に『撤収宣言』をして、もう投資で稼ぐことに囚われない状態になって、『じゃあ何がしたいか』って考えたときに、海外に遊びに行くでもいいし、結婚して穏やかに暮らすでもいいし、それぞれ人にはやりたいことがあると思うんですけど、それが僕の場合はたまたま『機関投資家で運用してみたい』ってことだったというのは別におかしくないと自分では思うんですよね」

「マーケットに関わるすべてを知りたい」というのは、ある種の求道者的な欲求なのだろうか。

「そんなに高尚な話じゃないんですけど、でも、やっぱりそちら側は気になるから、わからないまま過ごすっていうのも、何かもったいないですからね」

 では、機関投資家サイドからの景色が理解できたら、五月さんの中で何かが変わるのか?

「……満足する、のかなぁ(笑)。でも、別に将来この経験を活かして、機関投資家のノウハウを使って、自分でファンドか何かを作って運用しようとか、まったくそういう考えはないんです。先のこととか、今は何も考えてないですね」

受け入れてくれるとしたら「ひふみ投信」しかなかった

 ただ、高校卒業後、専門学校を中退して、個人投資家として株式投資を行ってきた五月さんには、一般的なルートで機関投資家になる方法はなかった。

「現実的な話として、いかに個人投資家でそれなりに実績があったとしても、普通の運用会社の普通の人事制度だと、採用してもらえないと思ったんです。なので、受け入れてくれるのは『ひふみ投信』以外にないだろうというのは、最初から考えていました。だから、『どこに行きたい』というよりは、『あるとしたらあそこ(ひふみ投信)だよな』と」

 2009年、五月さんはツイッターを通じて藤野さんと出会い、実際に何度か直接話をする機会もあった。当時、藤野さん、そして「ひふみ投信」の印象はどんなものだったのだろう。

「2009年に僕が藤野さんと知り合う直前に、ツイッターでファンドマネジャーをスカウトしたというのが話題になっていたんで、『面白いことをする人だな』という印象がありましたね。運用面でも中小型株を中心に投資するという今までの運用の常識の裏をかいた方法で、本当にいい商品をつくって顧客に届けているような会社はほかに見当たらなかったので、マーケットに対する思いみたいなものは共通した部分があるのかなというのは何となく感じていました」

 藤野さん自身も「僕自身がアーティストなんで、五月くんというアーティストを評価できた部分がある。そうじゃないとなかなか決断できないんじゃないかな」と語っている。同じ投資業界で成功している二人には、共鳴する部分があったのだろう。

 しかし、専業の個人投資家として働いてきた五月さんにとって、30歳からサラリーマンとして働くことに不安はなかったのだろうか。

「一応、投資ではそれなりに経験を積んできているので、長期的に見て、大きな損失を与える可能性は低いだろうと思っていたので、仕事の面では大丈夫だろうと思っていました。ただ、専門学校を辞めてから一度は仕事をしていたので働くのがまったく初めてってわけでもなかったんですけど、とはいえ7年くらいブランクがあったわけですから、もうすごく基本的な部分、例えば、毎朝ちゃんと起きられるのか、とか、会社で眠くなったらどうすればいいのかとか(笑)、そういう心配はありましたね」

 入社から3カ月、その五月さんの心配は「ある環境に一度入ると、できるだけその環境を楽しもうとする性格」もあって杞憂に終わっているようだ。それどころか、すでに藤野さんも驚くような「第1号ホームラン」もかっ飛ばしている。

 次回は、五月さんが「ひふみ投信」に入って感じた、機関投資家と個人投資家の違い、機関投資家としての目標に迫る!
>>第4回の記事はコチラ!⇒「資産2000倍の元カリスマ個人投資家が語るプロ転向でわかった機関投資家の強みとは?~なぜ、カリスマ個人投資家・五月さんは機関投資家になったのか(その4)~」
 

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10万円株/高配当株/株主優待株
●気になる人気株
大型株/新興株/Jリート
<番外編>人気の株500以外から選出!
利回り5%以上だらけ!
買いの優待+高配当株100
●桐谷さんの高配当の欲張り優待株

●株価上昇も期待の増益の優待株
●優待新設&拡充で注目株
●利回り5%以上の超高配当株
●増配期待大の高配当株

◎第2特集
トランプ関税の中でも稼げるAI関連株や
高配当株を紹介!
人気の米国株150激辛診断 2025年7-9月

●減税&利下げで年末高と予想!
S&P500を大予測
●AI関連や安定収益株に注目!トランプ関税でも強い株
●GAFAM+αの8銘柄を定点観測
●買いの大型優良株9&高配当株9
●人気の124銘柄買い売り診断

◎第3特集
3回集中講座の最終回!
チャート入門「売りタイミングの考え方」

◎第4特集
史上最高値をハイペースで更新中!
NISAが使える!
金は投信で税金ゼロで買え!

●金の相場の予測&投信で買う理由
【別冊付録】増益予想で割安な株は1617銘柄
上場全3897社の最新理論株価
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