最下層からの成り上がり投資術!
【第142回】 2014年12月24日公開(2016年5月20日更新)
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「最下層からの成り上がり投資術!」

著者・コラム紹介

最下層からの成り上がり投資術!

藤井英敏 ふじい・ひでとし

カブ知恵代表取締役。日興證券、フィスコ等を経て05年にカブ知恵を設立。歯に衣着せぬ語り口が個人投資家に人気。雑誌「ザイ」をはじめ多方面に活躍中。

藤井 英敏

NISAで投資信託を買ってはいけない!
NISAで狙うべき100倍株、6銘柄を紹介!

 今回は今年最後のコラムということもあり、私がNISA(ニーサ)で狙いたい銘柄を紹介します。ご存知の通り、今年1月から始まったNISAは、証券会社や銀行などで専用口座を開設し、投資信託や株式への投資で得た売却益や配当への課税が5年間免除になります。非課税措置を受けられる投資額は年間最大100万円です。

 ちなみに、金融庁の「NISA口座の開設・利用状況等調査(14年6月30日現在)」によれば、6月末時点の口座数は727万3667口座と、3月末に比べると11.8%増加しました。また、6月末時点のNISA買付額の総額は1兆5631億2226万円でした。商品別では買付け額トップは、投資信託が1兆395億9973万円(3月末比67.4%増)、2位は上場株式で4949億1494万円(同35.8%増)、3位はREITで145億7785万円、4位はETFで140億2979万円です。

NISA口座で低リスク商品を買うべきでない理由

 それにしても、海外物はともかく、なんで日本株投信なんかNISAで買うんですかねぇ。

 そもそも、NISAのメリットは節税です。100万円が100倍になって1億円になれば、節税額は1980万円です。NISAで低リスクの金融商品を買う意味がわかりません。仮に、100万円を年間20%で回せても、節税メリットは年間4万円、5年で20万円ポッチです。そんな低リスク商品は普通の口座で買って、成り上がりたいあなたは、5年間でデッカク化ける可能性のある銘柄を買うべきです。

 もし、あなたが成り上がりたいのであれば、NISAの100万円の枠を、「100万円も投資するんだから、損しにくい投資をしよう。」ではなく、「たかが100万円、ドブに捨てるくらいの気持ちで、大化け株を買ってみるか」と考えるべきです。(笑)

 それにしても、NISAでなくとも、普通の口座で日本株投信を買うことも、私には全く理解できません。ETFの方が100万倍魅力的だと思います。証券会社や銀行に販売手数料を払い、運用会社に運用手数料を払い、さらに、信託銀行に信託報酬を払う・・・。コスト高すぎでしょ?

 正直、多くの日本株投信なんて、日経平均株価、TOPIXなどの株価指数に、負けるものが多いし、ほとんどが証券会社を儲けさせるためだけに存在する痰壷みたいなものなのに・・・。なぜ大手証券の社員の給料が高くて、中小証券会社の社員の給料が大手のそれと比べて著しく安いのか。それは一粒で百度でも千度でも美味しい投信の営業力の差に他ならないのに・・・。

 だったら、まだ、一般の投資信託と異なり、信託報酬のうち販売会社に支払う部分がなく、インデックス運用なので、企業調査などのコストが少なく、さらに、現物拠出型のETFであれば、株式などの売買を行う必要がないため、売買にかかるコストが少ない、ETFの方が魅力あります。

 ですが、私的にはETFよりも100万倍魅力的なのは上場株式です。

 100万円を投資して5年寝かして1億円にする。そんな夢が持てるのは、やはり個別銘柄への投資です。そこまでの大化けが期待できるのは、足元の時価総額が小さい銘柄です。最低でも「テンバガー(10倍株)」、夢の「ハンドレッドバガー(100倍株)」を狙うのなら、投資時点での時価総額が小さいに越したことはないと考えます。前置きが長くなりましたが、私のNISAで狙いたい銘柄は以下の通りです。

【NISAで狙う100倍株 その1】
ユナイテッド(2497)

 スマホアプリ&ネット広告関連ならユナイテッド(2497)です。

 子会社フォッグ提供のアイドル応援アプリ「CHEERZ(チアーズ)」が注目材料です。「CHEERZ」は、アイドル本人が投稿した写真がアプリ上でリアルタイムに流れてくるサービスで、ユーザーはお気に入りの写真に対して「CHEER」ボタンを押して応援することができます。「CHEERZ」は、12月3日のリリースからわずか3日間で「CHEER」ボタンの押下回数が100万回を突破、その後もCHEER回数は増え続け、15日には500万回を超えるなど、アクティブに利用されています。

 ちなみに、ユナイテッドは、今後市場の成長が見込まれるRTB広告事業、スマートフォンメディア事業に注力し、両事業に積極投資、事業育成を図っています。スマートフォンメディア事業では、特に「CocoPPa(ココッパ)」「アフィリエイトメディア」が成長しています。「CocoPPa」は2014年12月2日に累計3200万ダウンロード(DL)を突破しました。国別では、ブラジル、アメリカ、メキシコ、EU諸国中心に引き続き海外が中心で、10月12日の3000万DL突破から2カ月足らずでの3200万DL突破となりました。

ユナイテッド(2497)の株価チャート(日足・6カ月)*チャート画像をクリックすると最新のチャートがご覧になれます。SBI証券HPより

【NISAで狙う100倍株 その2】
アイロムホールディングス(2372)

 バイオ関連ならアイロム(2372)です。エイズとiPSのリャンメン待ちです。

 子会社のディナベックが、国際エイズワクチン推進構想(IAVI)と、共同で開発したエイズウイルス予防ワクチン(「HIV予防ワクチン」)の人への安全性を確認したことが注目材料です。エイズ予防ワクチンは各国で研究されていますが、実用化されていません。アイロムは2020年の製品化を目指すということです。

 また、ディナベックは、ディナベックが所有するCytoTune-iPS(京都大学の山中伸弥教授のiPS細胞作製技術と、ディナベックのセンダイウイルスベクター技術を融合させて開発したiPS細胞誘導キット)を用いて研究用iPS細胞を作製し、それを製品として供給・販売することを許諾する契約を株式会社ケー・エー・シーと締結しました。

 さらに、ディナベックは、大日本住友製薬(4506)と、ディナベックが所有するセンダイウイルスベクターを用いた核初期化法によりヒト再生医療用途の臨床用iPS細胞を作製する技術に関する特許実施許諾契約を締結しました。本契約に基づき、ディナベックは大日本住友製薬に対して、眼疾患領域および神経系疾患領域において、本技術を用いた臨床用iPS細胞および分化させた細胞の作製、研究開発、製造、販売等を行う実施権を許諾しました。

【NISAで狙う100倍株 その3】
五洋インテックス(7519)

 中国関連なら、五洋インテックス(7519)です。株価が低位で時価総額の小ささが魅力です。

 香港証券取引所に上場し、ベットリネン、羽根布団・枕、その他寝室商品の製造販売を行っている、Casablanca Group Limited(本社:中国香港、CASA社)と業務提携しました。ちなみに、中国での住宅の着工戸数は、約1000万戸で我が国の約10倍、また、カーテン市場は約3兆円で我が国の約30倍だそうです。

 CASA社とは、五洋インテックスの日本製(日本での縫製を含み)カーテンとCASA社のベッドリネンとのコーディネート販売や、寝室に特化したカーテンを新規共同開発しCASA社との販売網で展開し、また、五洋インテックスが独自に開発したエコカーテン「エコフィックス」もCASA社を中国での総代理店として販売していく方針。会社側は、CASA社との業務提携は、五洋インテックスの中国市場への進出のまたとない好機と考えています。

 一方、国内では、株式会社小泉のグループ会社であり、リフォーム・増改築をトータルサポートする「株式会社リフォームプラザ小泉」において、五洋インテックスのカーテン商品を販売し拡大していく方針です。将来的には、小泉グループの取引工務店約4000社を中心としたカーテンの販売展開を図る予定にしています。

【NISAで狙う100倍株 その4】
FFRI(3692)

 ネットセキュリティ関連ならFFRI(3692)です。未知の攻撃に対して強みがある点が魅力です。

 NTTコミュニケーションズ、日本マイクロソフト、FFRIは、21014年11月のサイバーセキュリティ基本法の成立を受け、セキュリティ対策サービスの開発・提供で協業します。標的型攻撃やゼロデイ攻撃などに対する日本独自のセキュリティ対策サービス「Zero day Attack Protection」(仮称)を開発・提供します。サービスの提供開始は2015年4月の予定で。アンチウイルスのパターンファイルや侵入防御装置(IPS)のシグネチャなど、既存対策では防げない未知の脅威に対して、マイクロソフトが海外の政府機関などへの提供で培った脅威分析技術とFFRIのゼロデイ攻撃検出技術を、NTT Comのセキュリティサービス基盤へ統合・相互連携することにより、日本独自のセキュリティ対策サービスとして提供します。

 なお、同社は、「FFRI安心アプリチェッカー」の企業化し、ティーガイア(3738)と業務提携しました。業務提携の理由は、同社が有するサイバー・セキュリティ領域における研究開発ノウハウと、ティーガイアが有する国内最大級の携帯電話販売チャネルを結びつけることで、Android端末向けセキュリティ市場における競争力を高めることに繋がると判断したためです。

FFRI(3692)の株価チャート(日足・3カ月)*チャート画像をクリックすると最新のチャートがご覧になれます。SBI証券HPより

【NISAで狙う100倍株 その5】
アイサンテクノロジー(4667)

 自動車の自動運転関連ならアイサンテクノロジー(4667)です。

 同社は「G空間ソリューション事業」を手掛けています。「G空間ソリューション事業」の主要製品は、高精度三次元システム(MMS)車両及び関連製品、MMSによる三次元計測・解析業務受託、衛星測位に係るサービス、その他関連ハードウェア等です。

 G空間ソリューション事業では、国土強靭化計画に伴う社会インフラの総点検事業の予算執行の進捗により計測受注が増加すると共に、「アイサンフェア2014」等の展示会においてもMMS実機を展示するなど、三次元計測に係る技術提案を進め、同社グループが保有する三次元計測技術の普及を進めています。また、ITS業界に向けては、名古屋大学及び同社グループを中心とした自動運転技術の公道実証実験ワーキンググループの「アーバンドライブWG」を設立し、自動運転技術の確立に向けた様々な実証実験を進めています。

 また、同社は「国土強靭化」関連の側面もあります。測地ソリューション事業で、「WingNeo INFINITY Ver.4」とライカの最新計測機器を組み合わせた、測量の観測業務をさらに効率化するソリューションの営業活動を強化してます。

【NISAで狙う100倍株 その6】
ホロン(7748)

 半導体・アップル関連ならホロン(7748)です。

ホロン(7748)の株価チャート(日足・6カ月)*チャート画像をクリックすると最新のチャートがご覧になれます。SBI証券HPより

 同社のマスクCD-SEM「Z7」はiPhone6に搭載されている「A8プロセッサー」のマスク検査に使用されています。これが注目ポイントです。また、15年3月期上期は、受注・売上において予定通りに推移しており、下期についても新製品開発と受注を目指しています。これも評価材料です。

 半導体業界においては、スマートフォンやタブレットなど携帯・通信分野で使用する半導体の需要は堅調に推移しており、半導体各社の設備投資拡大が期待される状況が続いています。このような状況のもと、同社主力製品のマスクCD-SEM機「Z7」は顧客より高い評価を得て、15年3月期第2四半期累計期間の売上はおおむね計画通りに推移しました。また、「複数製品の販売による経営安定化」を実現するため、EDS分析機の「LEXa(レグザ)」等を積極的に市場投入していく方針です。

 そして、NEDOの13年度イノベーション実用化ベンチャー支援事業に係る助成事業において採択された「NILナノパターンの観察計測ができる高分解能CD-SEMの開発」では10ナノメートルノード以下の次世代CD-SEM機の開発を進めている点も期待材料です。

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